I wish you were here・・・女の香り 7話まで
ずっと、昔、中高生の頃、英語の教科書の例文に「I wish you were here」があった。
なんて、綺麗な、そして切ない言葉だろうか。
ここまで切実で、哀愁に満ちた言葉を、学校の教科書で見つけるなんて、不思議だった。
それ以降、何かあれば、このフレーズが、私の頭の中をよぎる。
「あなたにここにいて欲しい」
誰かを愛するということは、その人と常に一緒にいたい、と願うことであり、
そしてその人の不在を嘆くことなのだ・・・そんなことを連想したフレーズ。
そして、「女の香り」では主人公たちが、互いの不在に心を揺り動かされ、一目会いたいと
躍起になる。その主人公たちの心情の動きが、丁寧につづられていて、
だからこそ、私も、このドラマが好きなのね~と思うわ。
ジウク(イ・ドンウク)が、ヨンジェ(キム・ソナ)とタンゴを踊ることを、静かに夢想するこのシーン。
彼のたたずまいから「I wish you were here」という感情がほとばしり、
ヨンジェの存在を、心から、体から、痛切に求めているのが静かにわかり、胸をうつ。
恋だわね~
恋してるわね~
普段、なんでも「適当」にこなして、何の欲望もなく、ただあるがままの人生を
諦観を持って受け入れているジウクが、ヨンジェの存在によって、
まるで水面に1滴の水滴が落ちて、ゆるやかに波紋が広がっていくみたいに変化する。
いつもは眠たげな、ジウクの表情が、ヨンジェ関連のことにとなると一変するのが可愛い。
目をくるんと、見開いてね。
恋だわね~
恋してるわね~
自分で理解不能な行動をしてしまうことも、
「逢いたくない」と言いつつ、いつでも彼女の姿を探してしまう、その行動も。
そんな、彼が愛おしい、と思う。
でも、私にとって、最も愛おしいのはウンソク(オム・ギジュン)なんだけれどなぁ。
7話ラストで、彼が切ないよ~(泣)
ジウクも不器用で切ないけれど、ウンソクはもっと不器用で切ないのになぁ~
ヨンジェの心は、ジウクとウンソクの間ではこれっぽちも揺れ動かず、まっすぐジウクを
見つめているけれども、私の心は揺れ揺れです。
ジウクとウンソクに。
「女の香り」を視聴すると、いつもユレユレで困ってます(笑)
by moonlight-yuca
| 2012-02-12 19:27
| 女の香り