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女の香り

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女の香り 全16話 (2011年 韓国SBS)

■演出:パク・ヒョンギ
■脚本:ノ・ジソル 
■キャスト:
キム・ソナ(イ・ヨンジェ)
イ・ドンウク(カン・ジウク)
オム・ギジュン(チェ・ウンソク)
ソ・ヒョリム(イム・セギョン)
キム・ヘオク(キム・スンジョン)
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私にとって、タイミングの悪かったドラマだったなぁ・・・のヒトコトにつきます。
ものすごく視聴したかったドラマだったのに、視聴時の体調があまりすぐれなかったこと、
私の心がすっかり「某ラーメン屋」に占められていたせいで、このドラマに対して真摯に
向き合えなかったなぁ。ごめんなさい。

だからなんだろうか、ジウクの愛車なんて、些細なことにこだわってグタグタ考えたりして。
でも、やーっぱりわからない、愛車がSPIRRAなんて。
(まだ言っているよ、私ってばシツコイ・・・)
あれは、実はジウク父が買い与えたのだろうか?
ジウクは適当に生きて、与えられてきたものは諾々と受け入れていたので
SPIRRAにもなんの感慨もなく、乗っていたのかしら。
しかし、SPIRRAって、自己顕示のカタマリみたいな車だからなぁ。ブツブツ。

しかも、KNTV版はタンゴ曲の差し替えという、なんともみっともない感じの放送だったので
一段とドラマ視聴に興がそがれちゃったのよねぇ~

あるいは、病気ネタというのが苦手なのかもしれない。
もう、ここら辺になると視聴者の好みの問題なので、病気ネタで号泣されたい方には
オススメのドラマかな。


続きはネタバレ・・・ちょいと辛口です。




ヨンジェは末期ガンで「死」を目前にしている。
だからと言ったら、語弊があるだろうけれども、このドラマの中でオールマイティなのだ。
彼女が望めば、願いは全部叶う。
だって、死期が近いの。やりたいことは全部やらせてちょうだい。
みたいなニュアンスを感じちゃいました。

死期が近ければ、なんでも望みが叶う、なんてことはなく
同じ病気のヒジュは、ウンソクと両思いになりたいという、ささやかな望みさえ
(一部は叶うけれども)叶わずに、逝く。「幸せだった」とウェブに書きこみを残し。
だからこそ、14話で、あれだけ、私たちは号泣するのだ。
リアルだから。

もちろん、死が近いということは、とてもとても悲しむべきことなのだけれども、
大切な人を喪うと考えながら生きることは、絶望にも近しいけれども、
だからと言って、私たちは死を目の前にしてもオールマイティにはなれない。

好きな人には振りむいてもらえないし、嫌いな人は嫌いだし、
傷つけた人には赦してもらえないし、自分の思い通りにはいかない。
例え、死を目前にしても。
ところがこの「女の香り」では全てが、ヨンジェの思い通りになるのよね。
そこが、なんだかおとぎ話みたいで、視聴していて居心地が悪かった。

ジウクは最後まで彼女を見守る優しいナイトで、ヨンジェを束縛もせずに
苛立つこともなく彼女のそばに、居続ける。ウンソクもしかり。
あまりにもヨンジェに都合がよすぎない?ジウクの設定が。

そんなことを感じてしまったのよね~
病気ネタのドラマなので、ビターな結末は、心構えはできているのに
全ては丸く収まり、「今日1日精一杯生きていこう・・・」なんてドラマを締めくくられたら
ちょっと拍子抜けしちゃった、とでも言うのか。


少数意見なのかなぁ。これは。居心地の悪いドラマだったの。私には。
ヨンジェがいい子ブリッコしているとでも、書くべきか。
もっとドロドロした部分があるだろうに、そこの描写はさらっと流しちゃった感じがする。
そこを書くことが主眼なドラマではないのは、わかっているのだけれども、
「死」って、綺麗ごとじゃないよね~、なんて思ってしまいました。

しかし、巷の評判は、いいと思いますよ、この「女の香り」
by moonlight-yuca | 2012-03-20 20:01 | 女の香り
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