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愛してるって言えばよかった・・・ブレイン 6話まで

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韓国ドラマ「ブレイン」6話まで視聴。

「振り返れば奴がいる」に似ていると、前回書きましたが、むしろ「白い巨塔」だわ。
あのね、このドラマを視聴していると非常に苦しい。
イ・ガンフン(シン・ハギュン)が圧巻なんです。
男の野心と姑息さ、俗物で、陰険で陰湿で、しかしその矜持の高さに、私はクラクラする。ガンフンの生い立ちのコンプレックス故の、ともすれば砕けそうになるその、プライドの高さに、私は胸がキリキリ痛む。

冷酷なんです。
狡猾なんです。
傲慢なんです。
高慢なんです。

全ては自分が成りあがっていくために。ただ、ひたすらそれだけのために、彼は行動していくの。
貧しさの中から、自分の才覚だけで、血のにじむような努力をして、這い上がって来た彼は、だからこそプライドがものすごく高い。
誰にも頭を下げないし、誰にも笑わない。
裕福な実家も、暖かな家族も、友人も、恋人も待たずに、ただ、自分だけを信じて、這い上がってきたガンフンのプライドはものすごく高い。
その彼が、さらに這い上がるためには、権力闘争のためには、卑小な人間にこびへつらうし、嫌いな人間にも笑いかける。
そのたびに、ガンフンの矜持が、粉々に砕ける音を、確かに私は聞く。
己しかないガンフンが、自分のプライドを粉々にされたとき。
彼の瞳からは、ガンフンの溢れだす悲痛な感情が、今にもこぼれ出しそうで、視聴している私は、胸が、胸が、とても痛くなるの。
闘わないで、そんなつらい道を選ばなくてもいいじゃない、と言ってあげたいのに、私のこの慰めは彼には届かない。だから、余計、胸がキリキリして、痛くって、苦しくって、切なくって。

人に懐かない孤高の狼が、おなかが空いているのに、人に手からは決して餌を食べない。
その時のなんとかしてあげたいのに、どうしようもできない無力感、焦燥感と同じような気持ちを、私はこのドラマを視聴しながら感じるの。

いやあ、視聴するのがヘビーなドラマです。こういう風に感じるってことは、「ブレイン」に結構メロメロなんだろうなぁ。
すごいです、イ・ガンフン。
冷酷で狡猾で残酷で、無情な癖に、決してお金にはなびかないところが、いい。
コネや財力にものを言わせてのし上がっていこうとするのではなく、自分の力だけで、自分の翼だけで、医局という世界の頂点を目指していこうとしているのだ。

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うん、もうすでに私、イ・ガンフンにメロメロみたいです(笑)
そして私と同じように、ガンフン先生が気になって、気になって仕方がない後輩のジヘ (チェ・ジョンウォン)。しかし、ガンフン先生は、ムズカシイ人だよ~ 近づいたら傷ついてしまうのに、それでも近づきたいという、山あらしのジレンマのような微ラブ模様に、悶えています。

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いや、この時のガンフンのぶっきらぼうな手が、たまらなく好き・・・
私、もし手術するのならば、ガンフン先生が主治医であってほしいな・・・たとえ彼が冷たくても、って思っちゃいます。私もジヘと同じようにMなんだわ、きっと(爆)


とにかく野心あふれる人間が好きな方は必見のドラマかな。甘い展開はほとんどないですが。
プライドをへし折られるたびに、唇をかみしめ、虚空を見つめ、それでも膝を屈せずに、さっそうと、毅然と歩いていくイ・ガンフン先生は必見です。
惚れてしまいます~
by moonlight-yuca | 2012-05-17 15:46 | ブレイン
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