人気ブログランキング | 話題のタグを見る

nothing hurt

yuca88.exblog.jp ブログトップ

来世・・・宮廷女官若曦34話

来世・・・宮廷女官若曦34話_a0192209_724140.jpg
中国ドラマ「宮廷女官若曦(ジャクギ)」34話視聴。

木蓮を見つめる女と、桃を愛でる男。こんなに寄りそっていても、二人の視線は決して交わされることはなかった。







私だけの感想かもしれないけれども、「歩歩驚心」においては群像の中の心理劇は非常に面白いのに、個人対個人のエピソードになると突然つまらなくなるのはどうしてでしょうか。33話ではあんなに皇帝とルォシー、8、13、14の駆け引き、心理戦が面白かったのに。
34話において、ルォシーの変わらぬ皇帝への愛、彼女の不在を嘆く皇帝、いつまでも自分の手に入らなかったモノ、皇位とルォシーへの恋心に苦しんでいる14と、個々の内面をドラマが描写していくと、どうしても間延び知った感があるのは・・・、最大の山場なのに、どうしてなんだろうか。

14に関しては・・・間にあってよかったね、と思います。
しかし、彼はいつも自分の手に入らないものに苦しむ皇子なのね。

そして、ここに来て、いきなり「来世」と皇子たちが口々にしているのにびっくりします。「来世」では、今世で手に入らなかった愛が手に入るとでも言うように。
「生まれ変わったら・・・」などと言うセリフでは、どうしても聖子ちゃんと郷ひろみを思い出して苦笑してしまう私です。そんなことを考えていたら、恋多き女ルォシーちゃんは、聖子ちゃんのように思えてきました。直感が優れていて、「ビビビ」ときたら結婚していく聖子ちゃんに。

来世・・・宮廷女官若曦34話_a0192209_7251652.jpg
筆跡まで皇帝に似てきたルォシーちゃん。その気持ちは、わかります。
愛している相手とどこまでも同化したいのね。そう思うとルォシーの紫禁城での、煩悶・・・「怖いのに側にいたい」という気持ちにも寄りそえてきました。
愛する男と同化したい・・・と考える人間が、ただ側にいっしょにいるだけで満足するなんてありえない。

愛を突き詰めれば、その人と同一化したいと思う。極論ですが。
その人の笑みも、まなざしも他の人にはやりたくなくって、その辮髪も、その指も誰にも渡したくない。
爪のとがり、肌の温かみ、鼓動伝わる体の隅々までも抱きしめておきたいのに、もどかしい。
互いの命が別の肌に包まれて、決して交り合わないものだから。もどかしい。
そのもどかしさを上手に表現できなくって、もどかしすぎて皇帝から離れていっちゃったのね。もどかしすぎて疲れて、14のところに逃げ込んだのですが、しかし愛しているのは皇帝というなんとも現代的な女性ですね。
by moonlight-yuca | 2012-12-05 08:45 | 宮廷女官若曦
line

blogお引越ししました。


by yuca
line