海よ、僕らの使ふ文字では、お前の中に母がゐる
韓国ドラマ「星から来たあなた」の18・19話の考察を書きながら、ふと思いつきました。
このドラマでは「河」と「海」が意識的に使われているなぁ、と。
そもそも韓国ドラマ(韓国には限らないけれども)は海辺のシーンが、多く登場します。
私たちは海が好きですよね。
私の数少ない韓国ドラマ視聴歴で振り返って考えてみると。
このドラマは雪山が深く印象に残るドラマではありますが、ラストより前にも18話で海のシーンが出てきます。
チュンサンとユジンが心を通わせ、そして別離を決意することになったシーンで。
(うろ覚えですが、違ったらご指摘ください)
このシーンをキャプチャーするために、久しぶりに「宮」を視聴したのだけれども、やっぱりいいなぁ。
シン君
もう一度、再視聴しようかしら「宮」
だってアマゾンで「宮」全巻が3938円なんですよ~ お買い得です。
主人公たちが(名前を忘れた・爆)兄妹という関係を超えて、互いに惹かれあっていく。
海とは私たちの心の本音を表す場所かもしれない。
なぜなら私たちは、海からやってきたから。
海から進化してきたのだから。
登場人物たちは隠していた心を、波で洗われるのだ。
愛も、憎しみも、哀しみも全てがさらけ出される場所。
三好達治の「郷愁」のように、母なる存在を海に感じるのかもしれないね。自分のありのままを許して、受け入れてくれる存在を海に感じるのかもしれない。
海辺では私たちは、素直になり、自分を取りつくろうことをやめ、他者に対しての限りない愛を見せることができるのかもしれない。
真実をさらけ出す海辺で、ト・ミンジュンのついた嘘によって。深く深く。
そんな2人は再び、19話の海辺のシーンで互いに心を通わす情景は号泣。海辺で心を通わせた二人には、必ず別離が待っているのは韓国ドラマの定石。
翻って「河」を考えると「ピョルクデ」においては「河」は文字通り「三途の川」のイメージがある。
犯罪や死体や、秘密を。
漢江クルーズで事件が起こったのは必然かもしれない。
韓国ドラマで漢江を前に犯罪者が取引をするシーンをよく見かける。
河には、人々の憎しみや嫉妬、憤怒、欲望が沈んでいるのだ。
それが積もっていき、形となってグエムルとなって私たちの前に現れたのか?(笑)
まるで兄への思いを沈め、閉じ込めるかのような河の流れ。
はて、このドラマでは「海」のシーンがあったのか?忘れちゃいましたが。
ラスト近くにあったような気もするし。ウンソを背負ったジュンソのシーンがあったような。
ラストシーンは海に向かってジュンソが運転していったのだけ? うろ覚えですが。
ハン・テソクしか眼中になかったので(笑)
テソクが海に散骨していたのは覚えていますが。
このドラマでも「海」に戻っていったのね。
さてさて「ピョルクデ」はどういうシーンでラストを迎えるのか。
なんて「海」と「河」を考察してみたりしました。
by moonlight-yuca
| 2014-02-25 22:05
| ■ドラマ■