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一途な気持ちはこの手のひらの中に・・・蘭陵王 35話まで

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華流ドラマ「蘭陵王」35話まで視聴。
雪舞と蘭陵王の手が離れてしまったシーンが印象的。

一朵雪花 一朵梦境 一一捧在手掌心
ひとひらの雪 ひとつの夢の世界 一つ一つはこの手のひらの中に・・・

一颗尘埃 一菩提 一颗流星  一个你
一つの埃 一つの菩提 一筋の流星 一人のあなた

一心一意捧在手掌心
一途な気持ちはこの手のひらの中に・・・

♪手掌心(エンディング曲)♪




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鄭児は相変わらず暗躍しています。
彼女の心の奥底にはずっと蘭陵王に初恋をした少女の面影が潜んでいるのに。
歪に変形してしまった彼女の愛の行きつく先は、もう、死しかないのでしょうね。

坂口安吾の「好きなものは咒うか殺すか争うかしなければならないのよ」と闇の中で笑っていた「夜長姫と耳男」の夜長姫を鄭児を見ていると思いだす。

想い続けることが苦しくて、苦しくて、苦しくて。

自分の手に入らない人の事を想い続けるのは地獄の業火に焼かれるようで。
こんな想いから解き放たれたいのに、毎夜、絶望的な喪失感を、焦がれ死にそうな喪失感を繰り返すのだ。
闇に立ちすくみながら、想い続けることの苦しさから逃れるために、絶望的な片恋から逃れるためには相手を殺すしかないのだ。
憎しみ呪い恋い慕い念じ魂から血を流しながら、鄭児はモンスターになってしまったのだ。

蘭陵王の死に顔に口づけすることが、彼女の生きる証になってしまったモンスターに。

こんな傾国を抱いてしまった斉は、坂から転げ落ちるように国が傾き始めている。






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四爺も雪舞も、鄭児の妄執は理解できない。
ただただ、真綿で首を絞められていくかのように、じわじわと追い詰められていく。
ここら辺の追い詰められ方がね、なんとも後味が悪くって。


戦乱の世だったら四爺は斉の国に必要な人材であるから、高緯に追い詰められることはなかったであろうに。周との和平が彼を窮地に追いこんでいくということは、何とも皮肉だなぁ。




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実は宇文邕が斉に攻め入れば、斉の権力闘争はいったん休止になるような気もするのですけれどもね。
外部の敵より、内部の無能な味方が(しかも功名心と嫉妬に狂った味方)が一番恐ろしいんだよな。
「火、内より発すれば、則ち早く之に外より応ぜよ」って、ちょっと違うけれどもね(笑)



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とうとう高緯は四爺に「死んでくれ」と詰め寄る。


父を手にかけ、圧政で民を苦しめる彼が、いまさら明君になれるとは思えませんけれども。
どうしてそれが四爺には分からないのだろうか。
あっさりと自分の命をさしだそうとするのだろうか。





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髪をすくくだりのエピソードには不覚にも、涙が出そうに。

自分の死を覚悟している四爺は残される雪舞のことを考えると、泣けて泣けて仕方がないのよね。
必死に悲しみをこらえて普通に振る舞おうとする四爺が切なくって。


とは言っても、まだまだ物語は終わらないので(笑)きっとウルトラCの策を繰り出して、窮地を逃れるみたいですが。
毎話ごとのエピソードタイトルがあって、それを見ながら展開を想像しています。

36話 蘭陵王の死
39話 隠された真実
42話 仮面の義士
44話 涙の再会

ってあるんだよね~。
仮死状態になった蘭陵王が、密かに窮地を逃れ市井に潜んでいて仮面をかぶって民を助ける・・・
ってな展開かしら。
「紅はこべ」みたいだわね(笑)

by moonlight-yuca | 2014-03-23 23:23 | 蘭陵王
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blogお引越ししました。


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