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カテゴリ:善徳女王( 13 )

血まみれのあなた

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返り血を浴びたあなたが好きだ…なんて、ヘンタイの極致だわ。と思いつつ、心が惹かれる。

血まみれの男が、全て好きかと言うと、そうでもなく。
自分のヘンタイの暗黒を、じっとのぞいてみると、どうやら惹かれる「返り血」にも法則があるらしい。

1・自分が何をしているかわかっていないこと
2・どうしても手に入れたい何かがあること
3・それでいて、自分が何をしてしまったかを知ること


抽象的だけれども、この3点。

大体、血だまりの中、平気で高笑いするあなたは、どこかぶっ壊れた人間で、自分がどこが壊れているのか、わからない。
どうしても手に入れたい人がいて。
これが、お金とか地位とか、わかりやすいものだったらNG。
人の心なんて、この世で一番不確かであいまいなものに、焦がれてしまう、その矛盾がいいの。
人の心なんて、手に入れたかどうか、誰にもわからないもの。
例え相手が、あなたを愛していると言ったところで、あなたと同じ愛の強さで愛してくれるか、わからない。
ただ、目の前にいる人間を切り捨てて、進んでいけばよかった単純な世界が、手に入れたい人ができた瞬間に、複雑な世界になる。
初めて、世界が複雑だったことを知り、自分が多くの屍の上に立っていたことを知り、あなたはこの世界にとって、自分がとてつもなく異質だと知る。

その時の、あなたの、返り血を浴びながら、呆然とする、その表情が、泣きたくなるくらい好き。
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世界の存在を、初めて知る。世界に対して、あまりにもちっぽけな自分の存在を知る。
例えて言うならば、初めて言葉を知ったヘレン・ケラーのような、そんな感じ?

そういう、体も、心も、血まみれのあなたが好きなのよ。
ああ、そうか、体だけではなく、心からも、ドクドクと熱く血を流している、というのが、惹かれる条件なのだわ。
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by moonlight-yuca | 2012-06-26 21:31 | 善徳女王 | Comments(4)

Bidam is Calling

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アルチョン「陛下、陛下のお言葉通り、本陣の前の森にピダムが現れました!」
トンマン「……!」
チュンチュ「本当ですか? それで、もう捕らえたのですか?」
アルチョン「捕縛には応じず、激しく戦っています!」
トンマン「……ユシン公」
ユシン「はい、陛下」
トンマン「どうしました? 早く外へ出て下さい。……私も出ます」
アルチョン「陛下! なりません、危険です!!」
トンマン「(椅子から立ち上がって、一度ユシンを見てから)ピダムが私達を呼んでいます」
(最終話 ボツシーン)



指摘されて気付いた。
ピダムは確かに、自分の王が亡くなる3日前に死んでいるのよね。
うわぁー、深い。
どこまでも有言実行な人です・・・そんなところも好き。

本当にトンマンが、彼にとって唯一の王、宝物だったのね。

どこまでも返り血が似合う男ピダム。
どうして「ピダムが呼んでいる」とトンマンが言うシーンをボツにしたのかなぁ。
トンマンとピダムが、繋がっているというのが分かるシーンなのに。
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by moonlight-yuca | 2010-11-19 10:56 | 善徳女王 | Comments(0)

せつなさは止まらない

善徳女王を見終わって2~3日何も手に付かない。
これだけハマったドラマはいつ以来だろうか。
ちょっと記憶にない。

100%完璧なドラマでは、もちろんない。
粗だってだくさんあるし、ピダムの人物設定だって
前半と後半で違う。

キム・ナムギルもインタビューで言及したように
ピダムはもっと頭脳明晰、剣を持てば天下無双、
高スペックの持ち主である。
善悪なんか超越していいんだ。
ムンノだって、ミシルだって殺す。
彼が司量部のトップだったのは適任だったのよ。

そんな彼が貴族たちの策略にあんなに簡単にひっかかって
「手に負えません・・・」なんて弱音を吐くキャラではない、と思っている。
反乱を起こすのだって
神国あるかぎり自分のものにならないトンマンを抱くために
国を滅ぼし、その血にまみれた手で彼女を抱けばよかったのよ。
「自分が神国になる」と宣言していたじゃないの。
それが「愛は惜しみなく奪う」ということだと思う。

でもそんなピダムが好きだなぁ、と思う。
久しぶりにキャラ落ちした。

62話、ヨムジュンがピダムにむかってすべての種はピダムに潜んでいたと云う。
そして、最後「知っているか? 陛下は最後までお前を信じた」
そして、ミセンが「哀れな奴」と涙ながらに語るシーンが好き。
「俺って賢い。他人の考えなんて容易く読める」と思っていたピダムが
その幻想を打ち砕かれる瞬間が。心に迫る。

何もかも失った彼が、最後に一つ失いたくなかった、譲れなかった
自分の気持ちに素直に計算なく、ただ本能のままにトンマンの元に赴く。
伝えたくて伝えられなかった、世界でただ一つの言葉を伝えに行くために。

もう、ここらへんせつなさが止まりません・・・

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70歩先の距離ってどのくらいかしら、と思って外に出た。
70歩の先を見ていると、涙が込み上げてきた。
いかん・・・
この70歩、ピダムがどんな思いで、駆け抜けたか。
この30歩、ピダムがどれだけトンマンを抱きしめたいと思ったか。
この10歩、あとたった10歩なのに、永遠に届かない10歩。
そんなことを思いながら街を歩くと、涙が出る。

重症です。
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by moonlight-yuca | 2010-11-17 12:41 | 善徳女王 | Comments(4)

The Beast that shouted Love at The Heart of The World

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ピダムの最期の言葉をトンマンは考えたに違いない。

ごめん
愛している
さようなら
ありがとう

ピダムはトンマンが初めて王になるとの決意を表明した相手。
ピダムはトンマン王朝の象徴だった。
彼の最期の闘いを見つめることは、王朝の崩壊を見つめることだった。
自分の愛の崩壊をみつめることだった。
だから、乱の最中には病気で起き上がることも出来なかったトンマンが、
わざわざあんな風に女王旗を掲げて危険な最前線にいたのは、
「ピダムがそこに来るから」

彼女はピダムの闘いを瞬きすることなく、
目をそらすことなく凝視する。
その孤独で壮絶な死に方は、彼女の人生と重なる。

トンマンは本気でピダムに立ち向かい
最新式の兵器、花将軍たち、そしてユシンまで投入して
ピダムを殺そうと最善をつくす。
相打ち覚悟で最前線から一歩も動かない。

ピダムもまた人を殺すことでしか
愛情表現ができない獣が、
自分のありったけのスペックでもって
兵士を殺していき、
彼女の思いに応じる。
「トンマンカジ70歩」
「トンマンカジ30歩」
「トンマンカジ10歩」

このシーンは、初めて二人の想いが重なったシーンではなかったのだろうか。
死の舞踏(まさにピダムの華麗なる最期の舞)はどんなラブシーンより
(といっても、手を握り合うとかぎこちない抱擁の場面しかなかったが)
深く、切なく、心を穿つ。

必ずピダムが来ると信じたトンマン、
必ずトンマンがそこにいると初めて信じたピダム。
こんな形でしか、信じあえなかった二人の死の舞踏に涙する。
こんな壮絶な愛の表現があるだろうか。


ピダムのトンマンに伝えたかった言葉、伝えれなかった言葉が
「ナエ トンマナ…」
と知った時のトンマンの高揚した顔。


彼女は確かにピダムを愛した。
憐れみだったかもしれないし、利用だったかもしれないがそれは確かに愛の一種。
そしてピダムは世界でたった一つしかない言葉で彼女を愛した。
どんな愛の言葉より甘く、深く、切なきその言葉を彼女に囁こうとした。
「愛している」「ごめんなさい」よりもはるかに深い、忘れられない言葉。
その言葉を叫ぶには反逆するしかない言葉。
ピダムだけがその名を叫ぶ権利を、自分の死を賭けて得た。

「この世のすべてのものには名前があるけれど、王にだけはない」
このことが胸を震わせました。
極上のドラマでした。
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by moonlight-yuca | 2010-11-16 20:09 | 善徳女王 | Comments(2)

トンマン カジ 10歩

善徳女王62話 視聴。

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「トンマナー」号泣。
胸が痛くて、汗が出る。

ピダムの最期の言葉が、
伝えたかった言葉が、
「トンマン、ナエ トン…マナ…」
涙が溢れだしました。
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by moonlight-yuca | 2010-11-15 00:26 | 善徳女王 | Comments(0)

真心がもう見えないのですか?

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初めてあった時、薬草を手に入れるために利用したのにお礼を言ってくれたこと。
無礼な振る舞いを、自信の表れだと認めてくれたこと。
世間が残酷だという行いも、勇敢だと言ってくれたこと。
世間が卑怯だと責めても、知略だと褒めてくれたこと。
母を亡くした時も、恨んでいるかと責めたりせず、ただ抱きしめてくれたこと。
  
それなのになぜですか?

わたしの真心を、計略だと疑い、
陛下を守りたいわたしの心は、ソラボルを得たい欲だと思われるのですか?

わたしの真心がもう見えないのですか?


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…母上、愛は奪い取るものとおっしゃいましたね、しかし、そんな生き方はやめます。
奪うのではなく、与え、
得るのではなく、捨て、
あの方と一緒に生きます。
王座も、千年名を残すことも、あの方の涙の前ではつまらぬものです。


純粋だが致命的な愛。
ミシルの遺言はあたっているよ。
うつろいやすい人の心に基盤をおくと
心が張り裂けてしまうよ、ピダム。

お願いだから、そんなに悲しまないで。
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by moonlight-yuca | 2010-11-14 18:25 | 善徳女王 | Comments(0)

無茶な真似をされたら、助けませんよ

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イチバン好きなのがみつあみピダム。

一瞬だったのがさびしいです。

「今度、無茶な真似をされたら、助けませんよ」

・・・ハートを矢で貫かれます。

49話でした。

現在58話視聴済。

胸が衝かれて、悲しくて、哀しくて、これ以上視聴ができません。

ピダム・・・





追記(2010.11.16):
どうしてこのときだけみつあみをしていたのかようやくわかりました!
国仙ムンノのまねだったのか・・・納得。

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by moonlight-yuca | 2010-11-14 10:11 | 善徳女王 | Comments(0)

愛は惜しみなく奪う

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陛下、惜しみなく、私の全てをあなたに捧げます…

陛下、惜しみなく、あなたの全てのものを奪うつもりです…

ピダムとユシンの生き方の違い。

ピダムはトンマンの全てを奪って、自分だけのトンマンにしたかったのよね。
純粋と言えば、そう。
狂気と紙一重の愛し方。
そんな愛し方しか知らない、ピダムが愛おしい。

また、ヨンジュンがこのころからピダムに遅行性の毒を吹き込んでいく。
「お前は公主にいいように使われている、必要とされていない…」

でもね、トンマンはピダムだけには
「ありがとう」「ごめんなさい」を言うんだよ。
ピダムは「王たるもの配下に『ありがとう』『ごめんなさい』は言わないもんだよ」
と言ったのにも関わらず。
「ありがとう」とトンマンは言う。
だから、ピダムは自分が必要とされているのだと認識していく。
最初からトンマンは「ありがとう」と言っていた。
その言葉の響きにピダムはしがみついていく。
自分を必要としているトンマンを、自分のものにしたくなる。


残り11話。
ピダムをしっかり見つめていこう。
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by moonlight-yuca | 2010-11-10 13:19 | 善徳女王 | Comments(0)

花郎歌

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戦えるなら戦えばいい 戦えぬなら守ればいい
守れぬなら 後退すればいい 
後退できぬなら 降伏すればいい
降伏できぬなら その時は死ねばいいのだ

善徳女王51話まで。

ミシルの最期。
涙が出ました。

ピダムとのぎこちない親子関係も、
ソルォンとの信頼関係も。
潔い人生でした。

最期のセリフ
「トンマンはまだ来ないか」にも泣けたし、
ピダムへの遺言
「愛は惜しみなく奪うものだ」は
その後のピダムの人生を縛ることになるのだろうなぁ。
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by moonlight-yuca | 2010-11-10 10:39 | 善徳女王 | Comments(0)

Lascia ch'io pianga

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善徳女王 45話まで。

最後、ピダムが屋根の上から弓を放ち、トンマンを助けに来る。
「遅くなって申し訳ありません」
あああ、格好いい。
花郎姿のピダムは、その立ち振る舞い、所作、どれも絵になります。
っていうか、すっかりピダムの事忘れていて、登場にびっくりした私(笑)

トンマンが婚姻をしないと断言した時の
あふれ出る笑みをこらえようとして、こらえきれない
彼のはにかんだ微笑みにも心奪われました。

でも、ただの白馬の王子様じゃないのよね、彼。
孤高の狼、とでもいうのかなぁ。
誰にもなつかない、誇り高い狼がトンマンだけに
その存在全てをかけている、その姿に心を打たれる。
だからこそ、忍び寄る悲劇の予感に身もだえする。
私を泣かせてしまうだろうと、予感がする。


ナムギル、本当に声が素敵。
あの声をいつまでも聞いていたい。
日本人にはちょっといないよなぁ、あの声。
キム・ナムギルに出会えて本当に、幸い。
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by moonlight-yuca | 2010-11-04 13:37 | 善徳女王 | Comments(0)
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blogお引越ししました。


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