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カテゴリ:相続者たち( 3 )

王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち

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王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち
The Heirs: He Who Wears the Crown, Endure Its Weight 全20話  ( 2013年 韓国SBS)


■監督:カン・シンヒョ、ブ・ソンチョル
■脚本:キム・ウンスク
■キャスト:
イ・ミンホ (キム・タン)
パク・シネ(チャ・ウンサン)
チェ・ジニョク(キム・ウォン)
キム・ウビン(チェ・ヨンド)
カン・ミンヒョク(ユン・チャニョン)
パク・ヒョンシク(チョ・ミョンス)
カン・ハヌル(イ・ヒョシン)
クリスタル(イ・ボナ)
キム・ジウォン(ユ・ラヘル)


【あらすじ】

帝国グループの御曹司で眉目秀麗、何不自由ない環境かに見えるキム・タン(イ・ミンホ)は、愛人の子と疎まれ、逃げるようにアメリカへ留学、空虚な日々を送っていた。一方、口のきけない母を持ち、幼い頃から苦労し通しだったウンサン(パク・シネ)はアメリカに渡った姉を頼り、二度と韓国には帰らないつもりでアメリカへやってきた。だが姉の現実を知って失望し居場所をなくしてしまう。途方にくれるウンサンと出会ったタンは、自分の家に招くことに。つかの間、心を通じ合わせる2人。だがタンにラヘルという婚約者がいることを知り、ウンサンは「短い夢を見た」と韓国へ帰っていく。そんな中、兄に疎まれ、2人の母に挟まれ、それに甘んじる父との葛藤に立ち向かうべく、3年振りの帰国を決意するタン。
彼が戻る名門私立高校はその名も「帝国高校」。学校内には大きく4つの階級が存在する。いずれは会社を相続する真の財閥2世、3世集団の「経営相続者集団」、経営権争いでは外されたが生まれたその瞬間から多くの株を所有している「株相続者集団」、お金より名誉を大事にする法曹界、医学界、学者、政治家の2世、3世集団の「名誉相続者集団」、そして世間の評価を気にして仕方なく入学させた経済的な面以外の様々な理由でもこの学校には相応しくない「社会配慮者集団」。この厳しい格差の中で生き延びなければならないウンサン。そして再び、タンとウンサンは運命の再会を果たし、それぞれの人生が動き始める…! !


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昨年の秋ぐらいからぼつぼつと見はじめて、やっと視聴完了しました(笑)
面白いわけでもないし、面白くないわけでもない。
リアルで追っかけるほどはまったわけでもないし、リタイアするほどでもない。
なんともまあ、私にとって不思議なドラマです。


ところどころ胸をつかまれそうになりながらも、はまらなかったのは、どこかデジャヴュがあるから。
あらここは「シークレット・ガーデン」ねとか、ここは「ゴシップガール」ねとか、ここは「花より男子」ねとか。
綺羅星の若手スターたちが出演する割には、散漫な印象を与えちゃいます。
キム・ウンスクは群像劇は実は苦手じゃないのかしら?
前作「紳士の品格」でも、とりちらかった印象がありました。
二人だけの世界を描くのは非常に上手な作家さんだと思いますが・・・






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御曹司と貧乏な女の子という設定は、キム・ウンスクがお得意のカテゴリーであるにもかかわらず、「シークレット・ガーデン」の焼き直しのように感じちゃったのが、やっぱりはまらなかった最大の理由です。
ウンサンとタンの別離の理由がいまひとつピンとこなかったし、別離の解決がうやむやなうち、なし崩し的に仲直りするのには苦笑い~
ハイティーンだから、若さのままに突っ走るしかないものね。
そういう意味では大人の分別を持ってしまった、ウォンの恋愛模様のほうが切ないよね~


タンがウンサンを好きになった理由がわからない、と書きましたが、姉に疎んじられるウンサンと自分を重ねてみたんでしょうね。
だからウンサンを観るとシンパシーを抱き、それを恋だと思ったわけです。
彼の複雑な家庭環境のせいで、常に周囲の人を慮り、自己主張ができず流されるままにアメリカで生きてきたタン。
「お前のことが好きなのか?」とか「どうしたらいいんだろう?」と常に問いかけでしか自分の気持ちをあらわすことが許されなかったタンが、自分の欲しいもの、手に入れたいもののために自己主張をはっきりとできるようになった成長物語でもあります。






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ハイティーンとは常に古い自分を脱ぎ捨てて、新たな自分へと走っていく世代でもあります。
地面に描かれる人型は、古い自分への決別の意味でしょう。







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「相続者たち」で魅力的だったのはウリヨンド演じるキム・ウビン。
彼のウンサンに対する執着は、去っていった母への代替のようでもありました。
ウンサンとククスを食べて初恋を終わらす、なんて綺麗な構成ですよね。
ウンサンを失ってしまったけれども、母と再会できて、人の痛みを知る。
おろかで傲慢だった過去の自分を脱ぎ捨てて、新たな自分を見出したヨンドの成長物語でしたね。


なんだかんだ文句を言いながらも見続けたのは、やっぱり役者さんがきらきら輝いていたから、かな。
こっそりご贔屓のカン・ハヌルも堪能しました。
が、歌わないカン・ハヌルの使い方はどこかもったいない~!
カン・ハヌルは高校生の役が続きますが、「相続者たち」よりは「エンジェル・アイズ」、そして「モンスター」のソヌ役がピカイチですね053.gif






■ 身もだえポイント やっぱりウォン! ■
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「相続者たち」を通して、ずっとウォンのタンを見るときのあきれるような、理解不能な生き物を見るような、そんなまなざしに身もだえていました。
最終話でタンの成績問題のエピソードの伏線がきれいに拾い上げられていて、感動。
あの時の、ウォンの絶句した顔とまなざしが忘れられません(笑)


彼は政略結婚をするのだけれども、意外にワン・ジウォン(「ロマンスが必要3」にも出演してたよね!)演じるあのサバサバした財閥の娘に対してもあの「理解不能だこいつ」、といったまなざしを向けるのじゃないかと、勝手にときめいています。
ウォンはきっとこのドラマにおいて一番の苦労人だから、財閥の親族や嫁や部下に振り回されながら生きていくのでしょう(笑)
「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ」とはウォンのことを代言しているのじゃないかしらん。



★★★



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by moonlight-yuca | 2014-07-15 07:08 | 相続者たち | Comments(4)

胸が痛いんだ、つらくて、恋しくて・・・相続者たち 17話まで

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韓国ドラマ「相続者たち」17話まで視聴。


前回「ひょっとして私このドラマのことが好きなのかなぁ?」と問いかけておりましたが、そういう問いかけをすること自体、もう好きなんだと思います(笑)
本当に不思議なドラマで、観る前はめんどくさいなぁとか、このままリタイアしてもいいなぁ、と思うのですが視聴を始めるとあっという間に3話ぐらいつるっと観ちゃうのですものね。
視聴前のあのためらいは何なのでしょうか。


韓国ドラマのお家芸的展開で目新しくもなんともないし、このドラマの行きつく先は簡単に想定出来ちゃうからこそ、あえて視聴しなくてもという気持ちになるのだと思います。
しかし、腐っても(?)キム・ウンスク。
登場人物たちのセリフや反応が面白いし、ついつい観ちゃうのですよね。


しかしこの「相続者たち」、基本ラインは「シークレット・ガーデン」に本当にそっくりじゃないですか。






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思いっきりデジャヴュな感じで、展開が進んでいきます。
御曹司と貧乏な女の子、御曹司がその女の子に一目ぼれをして、とにかく強引に、がむしゃらに「オレのペース」で猛アタックして、アタックされた女の子はほだされてしまう。
構成ラインが同じですね。
「シガ」の方が入れ替わりというファンタジー要素を取り入れているために、展開の幅が広がり、結末が読めずに面白かったですが。
あえてキム・ウンスクが、少年少女を主人公として物語で語りたかったのは、何なのでしょうか。





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う~ん、相変わらずウンサンのことはよくわからない。
身を引いたのはタンの父が怖かったから?
自分のためにタンがすべてを失ってしまうことが怖かったから?
そういえばウンサンのお姉ちゃんのお話は冒頭以降、全然触れられませんね。
あんなに母娘の確執の原因だったのに。
お姉ちゃんという存在が、単なるウンサンとタンの出会いのきっかけとしてしか描かれていないというのも納得がいかない~
お姉ちゃんのアメリカの生活、かなり悲惨な感じもしますもの。







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ヨンド、いいですよね~♪
タンよりもヨンドの方が(面倒くさいけれども)、奥行きが深いキャラクター設定です。
もしかしてこの根性が曲がった、プライドの高い、でも誰よりも愛情を求めている少年を、キム・ウンスクは物語で描きたかったのかな。
タンもウンサンも、ほかの登場人物もどこかステレオタイプにハマっていますが、ウリヨンドは陰影に富んで非常に魅力的。
彼のウンサンに対する片思いも、もしかして深く突き詰めればタンとかかわりを持ちたいという気持ちの表れかもしれない。
ウンサンはククスを一緒に食べられなかった母の代替で、一緒にククスを食べたい相手なのかもしれない。






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ウォンが好きです。
彼が弟を見る時の目が好き(笑)
彼と同じ環境で育ってきたはずなのに、まっすぐな愛と勇気であふれているタンを「こいつバカじゃないのか」というような目で見ている彼が好き。
タンを避けるのは、自分が王冠をつかむために捨ててきたものを、タンは捨てようとしないところが、疎ましいのでしょう。
タンを見ていると、自分が捨ててきたものを思い出してしまうから。
帝国グループのトップの地位をつかむために、すべてを捨てて、家族も愛も。
でもつかんだトップの地位はウォンが思っていたように、パーフェクトな幸せを与えてくれない。
それでもその地位にとどまり続けることが、アイデンティティとなってしまったので捨てることもできない。


あきらめと逡巡と後悔と苦しさに彩られているウォンが好きです。
現実の前に膝を屈しながらも、自分の欲しいたった一つのもののためにすべてを捨て去ることができるウォンの悲しい力強さが好きです。
欲しいものが、愛でも、家族でも、友人でもなく、ただ帝国グループのトップの地位だという、その悲しさ、虚しさを抱えているウォンが好きですね。





■ 身だえポイント ■
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ウンサンとタンのカップルよりも、タンとヨンドの掛け合いが100倍面白いです。
タンとヨンドの掛け合いが好きだから、視聴しているのカモ。


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by moonlight-yuca | 2014-06-27 18:59 | 相続者たち | Comments(8)

ひょっとして俺、お前のことが好きなのか?・・・相続者たち 14話まで

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韓国ドラマ「相続者たち」14話まで視聴。


14話まで視聴しているのに、まったく感想を書く気にならない、私にとって不思議なドラマです「相続者たち」は。
あらすじなどを一切書かずに、ドラマに対する「考察」という名目で自分の妄想を偏執狂的につらつら書きつづっているこのブログでも、そういう意味では稀有なドラマかもしれない(笑)


なんだかな、ドラマの世界観が自己完結しているような気がします。
想像の余地を必要としないというか、観たままで奥行きがないとでも言うのか。
キム・ウンスクの新作なのでかなり期待していたのです。
「花より男子」に似ている、というような感想をよく見かけるのですが、私にとって韓国版「ゴシップガール」ですね。
思うに、キム・ウンスクは「ゴシップガール」がやりたかったんだろうなぁ、と思います。
しかし、本家「GG」よりもキャラクターの底が浅いし、ドラマの展開もどこか儒教チックで物足りません。




ちなみに本家「GG」とは、今は懐かしの「メルローズプレイス」やら「ビバリーヒルズ高校白書」、「OC」の流れを組むアメリカお家芸の青春恋愛グチャグチャドロドロドラマです。
8人くらいの男女のグループがメインで、どうしてそこまで痴情がもつれちゃうのよ~、と大和撫子びっくりの恋愛気質な男女が主役です。
元カレ、今カレ、元サヤ、火遊び、なんでもありです。
これは元をただせば、狩猟民族の本能がそうさせるのでしょうか。
自分が征服していない人間を見ると、血が沸き立つのか?(爆)
対して「相続者たち」は農耕民族版「GG」なんですよね。
自分の土地をしっかり守ろうとする農耕民族の特性が出ているんじゃないでしょうか。







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家庭環境にトラウマがあり、ちょっと影があるけれども明るい青年、とキム・タンに至っては思いっきりステレオタイプな設定です。
そんな彼が、ウンサンに惹かれる理由が、14話まで観ても、私にはどうしてもわからない。
いえ、恋なんてあばたもえくぼですから、人が恋に堕ちる理由なんて他人にはうかがい知れないものなのですが、ウンサンのキャラクター設定が一昔前の「貧乏でドジだけれども一生懸命なけなげな私」という設定ではないのよね~
どことなく、世をひがんでいるような卑屈な少女に感じられて、貧乏くささだけがただよっているの。
「花より男子」のつくしは同じ貧乏設定だったのですが、パワフルだもんね~
踏まれても踏まれても立ち上がり、決して卑屈にならないつくしちゃんの姿に感動しましたものね。
彼女のポジティブさに比較すると、ウンサンは見劣りしちゃいませんか。





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皆様の評判どおり、チェ・ヨンド、確かにこのドラマできらり、と光っています。
ただ、いびつな愛のカタチの第一人者(笑)である私の目から見れば、彼の屈折ぶりなんて、そりゃあそりゃあ小学生の男子の恋のようで、オコサマなんです。
好きな女の子をいじめてしまう、小学生の男の子の恋の行きつく先なんて、想像できますもの。


またまた比較しちゃいますが、「GG」からチャック・バスという、傲岸。傲慢。不遜。自分本位。自己中心的。無礼。高慢。高圧的。屈折。唯我独尊。冷酷。果断。生意気。自信過剰。強欲。辛辣。陰険。頽廃。というスンバラシク私好みのダーク・ヒーローがいるんですが、チャックの方が味わい深いんですよね~
純愛を描くのでも、オコサマな青年の純愛と、複雑怪奇に屈折して理解不能な青年の純愛だったら後者の方がギャップがありすぎて、胸がときめきますもの。





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「相続者たち」なぜ、見続けているのか・・・といってももう視聴をはじめて半年もたっていますが(笑)、たび重なるリタイアの危機を迎えながらもかろうじて視聴しているのは脇役がいいからかな。
キャラクター設定が、というわけではなくビジュアルがやっぱり皆様、素晴らしい♪
目の保養になることは間違いないドラマですものね。
モデルさんあがりの方ばかりなので、スタイルがいいんですよね~
その中で、私のイチオシのカン・ハヌル♪
「モンスター」ではかっこいいと思っていたのですが、さすがに「相続者たち」のチェ・ジニョク、イ・ミンホ、キム・ウビンと並ぶとちょっとやぼったい気が・・・
いえ、でもやっぱりイチオシです(笑)






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いやな奴スキーな私なので、ラヘルの陰険、不器用な恋愛模様に心を痛めています。
同じくチョイ陰険なボナにはチャニョンがいるのに、ラヘルは可哀そう~
誰かラヘルの不器用で、不器用で、でもその奥底にある一途な気持ちをくみ取って欲しいのだけれどもね。
「GG」のブレアみたいなラヘルです。
ウンサンよりラヘルの方が可愛いのになぁ~(私だけかな? そう思うの・・・)





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この二人には、何気に癒されています~
大人のキャスティングも皆様いい味出されていますよね。
さてさて、残り6話、私は視聴完了できるのか?
書く感想がないと言いながら、書き始めると結構感想があるものなのね(笑)




ひょっとして私、「相続者たち」のドラマが好きなのか?



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by moonlight-yuca | 2014-06-17 19:22 | 相続者たち | Comments(12)
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blogお引越ししました。


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