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カテゴリ:バリでの出来事( 5 )

恋しいよお前が、狂おしいほどに・・・バリでの出来事

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バリでの出来事 20話 (2004年 韓国SBS)

■演出:チェ・ムンソク 
■脚本:キム・ギホ
■キャスト:
ハ・ジウォン(イ・スジョン)
チョ・インソン(チョン・ジェミン)
ソ・ジソブ(カン・イヌク)
パク・イェジン(チェ・ヨンジュ)
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「バリ出来」再視聴しました。面白かったです、ハイ。初見なぜ自分の評価が低かったのでしょう?

1・「バリでの出来事」はかの有名な「三大廃人ドラマ」のひとつで、自分も廃人にならないといけない。
2・皆さまほとんどがジェミンに感情移入されていたので、何がなんでもジェミンにハマらないと。

などという義務感が初見時には、私にあったのだと思うわ。
今回、肩の力を抜いて、らく~に視聴すると、やっぱり面白いドラマでした。
よく考えれば、そんなに波乱万丈なストーリーではないのよね。
登場人物4人の愛憎、プライド、欲望の駆け引きが延々20話と続くだけ。
記憶喪失も、事故も、出生の秘密もないのに、20話まで、引っ張る力があるのよね、このドラマ。

脚本家の方は、このラストが書きたかったのかなぁ。
ラストシーンが最初のシーンにつながった時は、鳥肌が立ちましたもの。
過ぎ去ってしまった時間について考えてしまった。この結末に至る過程について考えてしまった。
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三大廃人ドラマと評されるだけあって、綺麗な結末だと思います。構成的にね。


ジェミン派が多い中で、私はイヌクがチェゴ♪
ジェミンは皆に不憫がられ、愛されているから、私まで愛さなくていいよね(笑)
チョ・インソンくんの演技は鬼気迫るものがあり、圧巻で脱帽。

・・・でも私は、孤独なイヌクが、溢れる才能はあるのに野心に押しつぶされそうな、そして
ジェミンに対して、嫉妬、軽蔑、憎悪、そしてそれらの感情の奥に見せる羨望の眼差しに
やられました。
それはまるでゴヌク@「赤と黒」やカン・ミノ@「49日」が好きな気持ちに、果てしなく似ていて。
結局、私は、野心を持つ、複雑なそして孤独な魂の持主に弱いということなんでしょうね(笑)

ソ・ジソブくんのドラマは、私初めて観るのですが、ファンが多いのもうなずけるような気がする。
瞳が虚ろなのよね~
余白がある、とでも言うのでしょうか。
なんだか、自分のやっていることの愚かしさを俯瞰している、その冷静な瞳がいいですね。
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いろいろな対比があって面白かったですよね。
スジョンとヨンジュも実は根っこは同じなんじゃないかと思います。
ジェミンとイヌク2人を所有したかったヨンジュ。二兎を追うものは・・・のごとく、結局
どちらも手に入れることは出来なかったヨンジュ。
ジェミンとイヌクのどちらも選べなかったスジョンと、違うようで、実は似ている。

ジェミンとイヌクも違うようで、根っこは同じ。同床異夢ですわ。
貧富の差に押しつぶされそうなイヌクと、
富裕層のしがらみに押しつぶされ、才能までスポイルされたジェミン。
どちらも抑圧を受けているのよね。

スジョンの「私みたいな女のどこがいいの」の問いに対する男子2人の答えも面白かったわ。
「そんな言い方するな、お前を選んだ俺の価値まで下がる」と言うジェミン。
「・・・自分がどんなに美しい女か知らないんだね」と答えるイヌク。
スジョンを自分と同等の価値だと暗に言うジェミンの答えの方がスジョンには響いたのかしら。
スジョンはきっと、自分のためにどれだけ捨てられるかで、男子2人の気持ちを計ったのよね。
より多く捨てる方を、愛したんだわ~

続きはラストに関して・・・

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by moonlight-yuca | 2011-12-14 23:09 | バリでの出来事 | Comments(8)

希望ではなく、絶望を追っている・・・バリでの出来事 17話まで

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韓国ドラマ「バリでの出来事」17話まで再視聴。

そもそも、どうしてタイトルが「バリでの出来事」なんでしょうね~
よく三面記事で、愛憎の果ての事件などを読むわけですが、それはあくまで一瞬の結果の
出来事の表層部分だけの時系列を追っているだけで、本当のことなど当事者じゃないと
わかりません。当事者だってわかんないかも。
真相はいつも「藪の中」だもの。

20話のあの瞬間の出来事は、他人から見ればただ単に「バリでの出来事」であり、
真相なんか新聞記事だけでは分かりはしない。
「バリでの出来事」なんて簡単なフレーズでくくると、ジェミンの、スジョンの、イヌクの
あの真綿で首を絞められるように、じわじわと追い詰められていく様子は伺えない。
彼らの愛欲、苦しみ、絶望、希望が、ただ一言「出来事」といった普遍的な言葉で
くくられているのが、ひじょ~に面白いなぁ、と思います。
「出来事」でくくられると、そこにはもう貧富の差はないよね。

あっ、いや、あるかな~
富裕層が絡むと、「出来事」も扇情的なニュースになっちゃったりするものね。
ニュースの取り上げられ方も、貧富の差はあるものなのか。

例え地上の楽園バリに行こうとも、どこまでも階級格差はあるのね・・・

イヌクは支配階級からの簒奪(横領)で自分が支配階級になれるはずがないのは分かっていたのに、
それでもそんな手段を取ってしまったのは、賢い彼らしくないなぁ~
イヌクは才能はあるのに、出自が貧しいから、これでもかと打ち砕かれるプライド。
初恋の女性(利用しようと思った女性)ヨンジュからは見下され、
守ってあげたい女性スジョンを守ることが出来ずに、
自分の持っていないものを全て持っているジェミンを軽蔑し憎悪し、羨望し、
自分の存在を見せつけたいために、横領に手を染める。

もうちょっとスマートに乗っ取りを画策できなかったのかしらん?
例えばカン・ミノ@「49日」のように。例えばゴヌク@「赤と黒」のように。
イヌクはあまりにも生真面目で、貧しさゆえにプライドしか持ってなくって
そのプライドにしがみついて、皆を見返したくて、破滅していった、カワイソウな人。
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スジョンは魔性の女なら、魔性の女らしくどっちにもいい顔すればいいのに(笑)
変に生真面目で、変にプライドが出てくるのよね。
ふらふらしているのに、最後はなびかないのよ。
例えばジェミンに「心はあげない・・・」と言った時。
例えばイヌクのプロポーズに是と答えなかった時。
魔性の女なのに、男に、しなだれかかることはなく、いつもふくれっ面で
ちらりとしか笑わない彼女はちょっと夏沫@「泡沫の夏」を彷彿とさせます。
夏沫の方が毅然としていたけれども。
イヌクの前では泣き顔全開で、イヌクはスジョンの笑顔を見たいと思うし、
ジェミンの前では不機嫌全開で、ジェミンはスジョンの笑顔を見たいと思う。
このトライアングルは面白いですね~男の人のスジョンへのメロメロ加減が。
ここら辺の男女の機微はなかなか私には分かりませんが。こんなこともあるんだろうなぁ。

登場人物たちは幸せになるタイミングは確かにあったのに、いつもプライドが幸せを妨げる。
希望を追ってたはずなのに、その道の行く先が絶望なんて・・・
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by moonlight-yuca | 2011-12-12 21:59 | バリでの出来事 | Comments(2)

心までくれとは言わないから・・・バリでの出来事 14話まで

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韓国ドラマ「バリでの出来事」14話まで再視聴。
あれれ?サクサク進んでいます。初見で苦労したのが嘘のように。
最初「さっぱり訳わから~ん!」と叫んでいたのに、今回登場人物の感情の動きが面白く思えるのは
あれからいろいろ人生経験を私が積んだせいかしら?(爆)
それとも再視聴の余裕かしら?

スジョン(ハ・ジウォン)がものすごく分かりにくかったのですが、今回すとんと腑に落ちた。
「あっ、善良なファム・ファタールなのね・・・」と。
ファム・ファタールが善良なほど始末に負えないものはありません。

古来、「マノン・レスコー」にしろ「ナナ」、「カルメン」「ロリータ」、「痴人の愛」「桜の森の満開の下」、
例えばフィルム・ノワール、イザベル・アジャーニが喜々とした演じたファム・ファタールたち、
「愛のコリーダ」の阿部定、「突然炎のごとく」のカトリーヌだって、そして、傾城傾国たちから見る
ファム・ファタールたる条件とは自分の感情よりも肉体の本能のおもむくまま行動し、
それに世の男子が振り回され、破滅していくということ。
彼女たちは自分の行動にいちいち悩まない。理由づけなどしない。
言葉が肉体を超越しないことを知っているから。
言葉に何の意味もないことを知っているから。
一瞬の快楽をどん欲なまでに追い求める、ファム・ファタールたちの前では
常識なんか通用しないし、彼女たちが与える快楽の前に飲み込まれてしまう。
「魔性の女」に出逢い、堕ちていく、背徳な快楽があるのだろうな~

スジョンは見事なまでに、周囲の女性陣から嫌われている。
彼女のことをよく知らないイヌク母が「貧乏がにじみ出ている」とイヌクに忠告するくらい。
この時のスジョンのふてぶてしい、いやらしい、なんだか訳わかんないフェロモンが出ている顔を
見るたびに、私、ぞくぞくして目が離せません。ぎらぎらしているというのかしら?
すごい面構えです。なんだか目が離せません・・・
ジェミン(チョ・インソン)が彼女のことが頭から離れないのがわかるよね、怖いもの見たさ?
言葉で「スジョンのこんなところが好き」とか説明できる状態ではないよね。魅入られた感じ?

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「プライドがない所が好き。自分に媚びないから好き。心までくれとは言わないから」などと
ジェミンは分析しているけれども、あ~あ、ファム・ファタールに魅入られた男子は必ず
肉体だけじゃなくて、やっぱり心も、彼女の全てを所有したくなるのに。
誰かの全てを所有したくなるなんて、土台無理なお話ですが、孤独な人間は
それでも所有を望んでしまい、叶わないから、どこまでも堕ちていくんだろうなぁ。

スジョンはファム・ファタールなのですが、どこか善良なのよね。泥臭いというか。
肉体はジェミンを選んでいるのに、精神はイヌクに惹かれていて、
でもまだ自分の本能の赴くままには行動していない。
正論で諭す友人のミヒが、スジョンのストッパーかしら。
スジョンの母やら婚約者やらの言動にナイーブに傷ついているのは
彼女が善良だから。
ヨーロッパのデカダンスなファム・ファタールたちは、倫理観なんかすっ飛ばしているもの。
そんなことでは悩まないし、快楽だけがすべてだから。
頽廃の国のファム・ファタールと儒教の国のファム・ファタールの違いなんかも、考察したりして。

スジョンも誰かに自分の存在を認めて欲しいのね。
だからイヌクが自分を好きだと言ったくせに、つれない態度を取るから、あてつけでジェミンに
囲われたフシがあり。しかし、ジェミンの命令口調の「そばにいろ」で彼の不器用な恋心を知り
彼女の存在を必要としてくれる人間がいることを知り、ジェミンのそばにいるのも嬉しい。
誰かに、心底必要とされていると感じることは、幸せの一種ですから。
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by moonlight-yuca | 2011-12-11 20:25 | バリでの出来事 | Comments(0)

欲望の行きつく先はどこなんだろうか?・・・バリでの出来事11話まで

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韓国ドラマ「バリでの出来事」11話まで再視聴。

初見の時は、韓国ドラマ視聴のお作法がよくわかっていなかったのかなぁ。
体調と嗜好とタイミングが悪かったのか、さしたる感想を持っていなかったのですが。
でも、心のどこかで何かがずっと叫んでいた。
きちんと「バリでの出来事」を、正面から向き合って視聴したのか・・・と。

あまりに、このドラマのOST「Remember」と「だめなのか」が私の心を揺さぶり続けるの。
哀切な、むせび泣かせるような、メロディを聴いていると、なんだか自分は
このドラマで大切なものを見落としているに違いないという、強迫観念に襲われて(笑)
いてもたってもいられずに、今更ながら「バリでの出来事」再視聴。

私はこの再視聴で「バリでの出来事」から一体なにを見つけるのだろうか?


南国のぬけるような青空と紺碧の海のバリから物語は始まって、
どんよりと重い雲が立ち込める陰鬱なソウルに舞台が進むにつれて物語はますます混乱していく。
初見では登場人物がよくわからなかったのだと思う。
そして、早くあの衝撃のラストまでたどり着きたかったので、さしたるヤマもない
ただ4人の主人公たちの感情の襞を見続けていくような、展開にイライラしていたのだろうなぁ。
再視聴だと、そこら辺を落ち着いて、しかもかなり楽しんで視聴している自分がいる。


この「バリ出来」ってかなり異色の韓国ドラマかしらん。
私の韓ドラのイメージですが、登場人物はよく語る。語ることで自分の存在をアピールする。
自分語りで、他者に自分の存在を受け入れてもらおうとする。
語っても、相手の心を動かせなかったら、事故にあったり、病気になったりするくらい思いつめる。
「語らずとも察してくれ」「秘すれば花」・・・みたいな日本の概念とはちと、違うのよね。

主人公のスジョンとイヌクって語らないのよね。
しかも無表情だったり(これは演技力の問題?)だったりするので、ますます視聴者は
彼らの気持ちがわからない。
一体、何を望んでいるの? 誰を愛しているの、って、混乱してしまう。
でも、人間って自分が何を欲しているか、なんてはっきり自覚できるのは一握りなんじゃないかしらん。
自分でも自分の望むことが分からないときがあるもの。

特に彼らは、困窮の中で育ち、とにかくお金や権力への渇望はある。
ルサンチマンの恨みは骨身にしみて感じているので、
頭では富裕層(ジェミンやヨンジュ)に諂い、機嫌を取りながら、チャンスを伺えばいいのを知っている。
プライドではおなかはいっぱいにならないから。
希望がない生活が、一番の地獄だと知っているから。

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なのに、なのに、自分の理性と反するスジョンが気になったりするのよね、イヌクは。
イヌクのスジョンへの気持ちは、同志愛なのか、何なのか。
イヌクの眼差しはスジョンやヨンジュを通して、ジェミンだけを見つめているような気もしたりして。
ジェミンがいるから、スジョンが気になるのか。
自分が望んで決して手に入らない特権階級の御曹司ジェミン、彼に対する憎悪が感じられる。
でも憎悪と愛情の感情はあまりにも似ていて、イヌクのジェミンを射抜く眼差しが
あまりにもクールな彼の言動を裏切っていて、まるで愛のようで、私をクラクラさせる。
スジョンへの感情は、才能で特権階級に挑んでいく自分に対して、
無意識の媚態で特権階級のジェミンを虜にしていく彼女への同志愛かなぁ、とも思います。

スジョンはもう体が先に動く女性ですね。貧乏よりお金、わかりやすいその選択。
自分でもはっきり自覚はしていないのかもしれないけれども、
彼女の選択は明快。心ではイヌクをいいなぁと思っていても、体はお金の方に動く。
でも、体から始まる恋もあるからね。体が心を動かして、愛に変わることだってあるからね。


ジェミンは一番素直で、わかりやすくって、かわいそうですね~
直情型の彼が関わるには他の3人があまりにも複雑に屈折しすぎているのよね・・・




再視聴となると、4人の感情の動きをじっくり味わうことができて、なかなか乙なものですわ。
愛と欲望と所有欲の行きつく先はどこなんだろうか。
しっかり見届けよう。
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by moonlight-yuca | 2011-12-10 20:28 | バリでの出来事 | Comments(2)

Something Happened in Bali

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バリでの出来事 20話  チョー飛び飛び、早送り視聴。

う~ん、廃人になるのを期待していたのですが
イマイチのめり込めなかったです。

時代劇ならともかく現代劇は
あまり古くなると賞味期限が切れちゃうのかも。
旬な時に視聴したかったドラマです。

財閥の御曹司にも共感できず。
甘ったれたヤツは嫌いなんだな、と再確認。

ハ・ジウォンちゃんも「茶母」みたいな
寡黙で、芯が強く健気だったら好きなのだけれど
真反対の設定なので共感できず。
メイクも古臭さを感じる・・・

ソ・ジソブのドラマもどれ一つ素敵だなぁ・・・と思わないのよね。

ラストシーンも別に衝撃ではなく、「あっ、そう・・・」との感想。

ミアネヨ~
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by moonlight-yuca | 2011-01-11 15:19 | バリでの出来事 | Comments(0)
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blogお引越ししました。


by yuca
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