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カテゴリ:キング ~Two Hearts( 5 )

キング ~Two Hearts

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キング~Two Hearts   The King 2 Hearts 全20話 (2012年 韓国MBC)

■演出:イ・ジェギュ/チョン・デユン/ソン・ジウォン
■脚本:ホン・ジナ 
■キャスト:
ハ・ジウォン(キム・ハンア)
イ・スンギ(イ・ジェハ)
ユン・ジェムン(キム・ボング)
イ・ユンジ(イ・ジェシン)
チョ・ジョンソク(ウン・シギョン)
イ・ソンミン(イ・ジェガン)

【あらすじ】
韓国で王室が存続していたらという設定のなか、政略結婚をすることになった、韓国一軟派な王子(イ・スンギ)と、北朝鮮の勝気で活発な女性教官(ハ・ジウォン)が、国境や生活環境の違いからぶつかり合い、紆余曲折を繰り返しながらも、恋に落ちてゆく。
南北統一への関心は全くない二人が、恋と家族のために奮闘して、結婚に向けてひた走る姿を描いた、心ときめくラブコメディ。(Mnet引用)


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ものすごく感想を書くのが難しくて、ずっとどう書こうかウダウダ悩んでいました。このドラマはラブコメじゃありません!いくらラブコメが日本で人気だからといっても、そういうジャンルじゃないドラマを「ラブコメ」って紹介しちゃあ、いけないと思いますけれども。

そもそも、ジェハ役には他の俳優さんがキャスティングされていて、二転三転して、イ・スンギくんに決まったのですよね。イ・スンギって、実は私ちょっと苦手だったのですが、「K2H」を視聴後、認識を改めました。
王位継承者という立場ゆえに、いいかげんな遊び人風を装って生きてきたジェハの、奥底に秘めた、勇気、純情を見せてくれました。
彼が苦しむ場面では、私も苦しくなったし、悲しい場面では悲しくもなった。
しかし、ジェハがイ・スンギであったがために、どうしてもスンギの若さが前面に出過ぎて、単なるジェハの成長物語になってしまった気がします、このドラマが。

ジェハ役の俳優が、もう少し年齢が高ければ、成長物語という側面よりも、もっとシニカルに、もっとブラックにこのドラマは成りえたんじゃないかしら。
そう思うと、残念でなりません。
韓国と北朝鮮という、根っこは同じでもわかり合えない国を舞台に展開するのならば、ただの成長物語で終わらせるには、もったいない・・・
成長物語としては、それはそれで、ある種のすがすがしさを、視聴後にもたらすのですけれどもね。


続きは、辛口、ネタバレです。

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by moonlight-yuca | 2012-10-08 20:41 | キング ~Two Hearts | Comments(8)

天に星。地に憎悪。・・・キング~Two Hearts18話まで

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韓国ドラマ「The King 2 Hearts」18話まで視聴。

ものすごいクリフハンガーの連続で、息をのむなぁ~、ここらへんの展開は。
もうなんだか、細かい設定の不整合性なんかどうでもよくなってきて、お話のダイナミックな流れに身をゆだねたらいいのよね、そんな気分になるラストスパート。

このドラマでは、悪役、不条理な存在を体現しているのはボングであるけれども、圧倒的な悪、という描かれ方ではなくて、どこかさびしくて、愛嬌があるのよね~
(・・・と思うのは私だけなのか・笑)
「K2H」を観始めた時は、もっともっと、ボングは不条理かと思っていたけれども、全然許容範囲だわね、わかりやすい悪役です。
さびしいから、社会が混乱し、苦痛に満ちて、あがくさまが唯一の娯楽。でもそれすらも彼の心をほんの少しも慰めていないの。

天が王室であり、国民の希望だったら、ボングは国民の憎悪を表しているのかなぁ。


続きはネタバレです。

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by moonlight-yuca | 2012-09-28 07:00 | キング ~Two Hearts | Comments(0)

愛は平和ではない、愛は闘いである・・・K2H15話まで

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韓国ドラマ「The King 2 Hearts」15話まで視聴。

面白い?
面白いのだけれども、ありきたりではなく、非常に説明しにくい面白さ。
以下、ほのかにネタバレですが、視聴されてなかったら、何を私が言いたいのかも、わからないと思います(笑)







どうしてなんだろう~、と思いながら15話まで視聴したけれども、ふと思い付くことがあって。
このドラマのタイトルには「2 Hearts」という言葉があることからわかるように、南北統一の悲願があるのよね。そのテーマに、「愛」と「戦争」を絡めているので複雑になるのよ。

南北統一するためには「愛」(南北の結婚)が必要で、「愛」を承認してもらうためには、「戦争」(WOC)で勝たなくてはいけない・・・という。南北統一という崇高なテーマを持っているのに、その実現方法が、「戦争」であるという、設定の複雑さ。
「戦争」に勝つことが、「愛」を得る・・・という単純な図式化にしている点に、ナショナリズムを感じちゃいますね。このドラマ。
ここらへんの複雑さが単純に面白い・・・という感想にならないのよね。13~15話までの流れが訳がわからない、とかになっちゃわないのかなぁ。率直に言うと13~15話のエピソードは、不必要でしょう。
え、別に愛し合っているなら結婚しちゃえばいいじゃん。
その結婚を認めてもらうのに、どうして「戦争ゲームでの勝利」(WOC)が出てくるのよ~、みたいに思っちゃう訳です。

私の愛読書「愛と誠」(笑)のエピグラフに
愛は平和ではない
愛は戦いである
武器のかわりが
誠実(まこと)であるだけで
それは地上における
もっともはげしい きびしい
みずからをすてて
かからねばならない
戦いである――
とあるけどさ、それは心と心の闘いということであってさ、「K2H」では文字通り「戦争ゲーム」にうつつを抜かしている時点で、しかもそのゲームを行う口実を「愛」なんて甘い言葉でオブラートに包んでいる時点で、興ざめです。
(あっ、「愛と誠」も、まさに、拳と拳の闘いでしたけれどもね~。あれは自分の存在意義(愛)をそういう形でしか表せなかった悲しい男の話なんでね)
「愛」なんて言わずに、はっきりと全てのゲームに勝ちたいんだ(全世界に認められる国になりたいんだ)、と王が言ったなら、まだまだわかるんですけれどもね。

むしろ、「愛」を絡めない方が、もっとすっきり面白いんじゃないかしら、などと思ったりもしてみます。
南北統一という悲願を持つ男女が、その志のために結婚をする。
それでいいんじゃないの?そこから生まれてくる「愛」だってあるでしょうに。
WOCエピソードを序盤に持ってきて、「戦争ゲーム」で共に闘う内に、同志愛が・・・愛が生まれてきた、という設定ならまだわかるけれども、その内容じゃさすがに放送をはばかったのでしょうね。
延々と「仮想戦争」をドラマで展開するには、やっぱりショッキングだったのでしょう。
だから序盤にラブラインを無理やり持ってきたのだと、推察します。そのためにこのドラマの流れが、ラブラインがあったかと思ったら、「戦争ゲーム」になって、何とも言えずちぐはぐになって、視聴していて面白いのか面白くないのかわからなくなっているじゃないかな。


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そして、タイトルの「2 Hearts」は実は、登場人物たちの二面性をも表している言葉なのかもしれない。
2つの心(国)の王という意味だけではなく。

卑劣と高貴、純情な乙女と勇敢な女兵士、狡猾と忠誠、弱気と勇気、劣等感と支配欲、それぞれの登場人物が様々な二面性を垣間見せてくれる。
その中で、唯一ぶれずに、このドラマにおいて、ただ真っ直ぐな存在であったウン・シギョン(チョ・ジョンソク)が残り5話でどう変化するのか。彼も二面性を見せることになるのだろうか。
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by moonlight-yuca | 2012-09-26 22:45 | キング ~Two Hearts | Comments(0)

あなたは一番強い王です・・・キング~two Hearts 10話まで

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韓国ドラマ「The King 2 Hearts」10話まで視聴。

男と女の関係は尽きせぬ興味の源である。
恋に落ちる瞬間を見るのもいいが、愛し合ったふたりが、時を過ごすうちに、すれ違い、心変わりをしていく、その変遷のドラマが私の心を惹きつけてやまなかったりする。
まるで静かな水面に一滴の水滴が落ちることで、ゆるやかにさざ波が立つように、夕焼けの色が褪せてくるように、人の心の変わっていくさまは、なんて切なくて、苦しくて、狂おしくて、哀しくて、不思議なんだろうか。
こんなに愛し合っているのに。

男と女は考えれば考えるほど、一緒にいるのがむつかしい種族のように思える。
男と女は寂しい動物なので、常に魂の伴侶を求めながら、愛とプライドを両天秤に掛けて、苦しまずにはいられないみたい。
愛し合っているのに、ふとしたすれ違いが、ふと漏らした冷たい言葉の一つが、相手の心に与える衝撃は、世界の崩壊に匹敵する。

そんな事を感じながら、息を飲んで9~10話を視聴。
がっつりと人間ドラマですね。ジェハ(イ・スンギ)の成長物語だね、と頭ではわかっていても6話以降のヘビーな展開に、いささかグロッキー気味な私。

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人間は背負うものが増えたら、強くなるものなのか。
人間は一人でも自分についてくれる人がいるならば、強くならなくてはいけないのだ。
その人の人生をも引き受けるということなのだから。
お気楽に過ごしてきたジェハの背中には、いつしか多くの人がいるのだから。
見ごたえがあるわよ、このドラマ。イ・スンギくん、見ごたえがある演技をしてると思います。
「華麗なる遺産」「クミホ」と見てきたけれども、初めて彼が、いいかも・・・と思っています。
上のシーンは「根の深い木」のあの20分続いた王とギジュンのダイアローグを彷彿とさせ圧巻!

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ウン・シギョン(チョ・ジョンソク)が、キーポイントなのかな。
要所要所にいい事、胸に響くセリフを言うのよね。

ネタバレを避けていたら、何が何だかわからない、散文的な感想になりましたけれども、9~10話のを視聴されれば、「うんうん」と賛同していただけるかな。
とにかく面白い!「The King 2 Heart」
折り返し地点10話に来ましたが、残り10話。今までと同じように、丁寧なストーリー展開を希望!
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by moonlight-yuca | 2012-09-06 22:42 | キング ~Two Hearts | Comments(4)

I am KING・・・キング~Two Hearts 8話まで

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韓国ドラマ「The King 2 Hearts」8話まで視聴。どうでもいいけれども、邦題が「キング~Two Hearts」とは・・・なんとなく、しまりが悪い字面な感じ。
そして、いつもこのタイトルと「キングダムハーツ」を混同しちゃう、私です。
どういう意味なのでしょうね。「王様に2つの心がある」ってこと?「二つの国(南と北)の王様」?
このドラマの視聴後には、タイトルの意味がわかるかなぁ。

日韓の情勢がかまびすしい今日このごろに、このドラマ視聴をはじめてみました。
“仮想王室ラブロマンス”なんかじゃ、ちっともありませんよね。とってつけたように、恋愛の駆け引きのすったもんだが序盤にありますが、それは決してこのドラマの主題ではないような気がする。
例えば、「宮」のように誰かが誰かに恋をすることで、自分の存在を見つめ、そして世界と関わっていくというドラマではないのよね。
「The King 2 Hearts」においては、恋に落ちる瞬間は、重要なテーマじゃないみたい。
むしろ、不条理な世界と自分がどう関わって闘っていくか、をこれから描いていのかなと、8話まで視聴して感じるのですけれども。だから、ものすごくビーターな味わいがあるドラマ。
どうしても韓国のナショナリズム高揚ドラマかと、穿って視聴してしまうのですが。北朝鮮はもとより、中国、日本、そして欧米に対してもシニカルな彼らの視線を感じちゃいます。

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ジェハ(イ・スンギ)が、ものすごい口が悪い、人の心などお構いなしに、傷つけていくひどい王子。しかし、愛嬌があるのよね。
おそらく王弟としての立場上、兄と争いたくなくて、放蕩モノの仮面をかぶっているうちに、いつしか放蕩モノが自分の本質となってしまったのね。
今までは、全てをおちゃらけて生きていくことで、政争から一歩引くことで、自分の立ち位置を確保していたけれども、その手法が8話では通用しなくなったのね。ここからが、彼の見せ場でしょう。
しかし、イ・スンギは、こういう、わがままな役をやらせると、上手いなぁ~(笑)

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キム・ハンア (ハ・ジウォン)とジェハの年齢(実際の役者の年齢)差が、気になってしまって。どうしても姉と弟・・・という風に見えるのよね。
そのせいか、軍服を脱いだハンアをハ・ジウォンが、妙に幼く演じているようにみえます。ハンアは、きりりとした方が、好きだけれどもね。
とにかく、ハ・ジウォンの訛りが、絶妙! 韓国語の分からない私でも、すごい訛りだわぁ、と感じるくらいですから。

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ウン・シギョン(チョ・ジョンソク)を楽しみに、このドラマを視聴していると言っても過言ではない!
今までの自分の人生からは想像もつかないような人に出会ったときのこの顔!
人間は自分が理解できないものに、惹かれていくものなのです。
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にいちゃん。いいです。泣けます。
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とうちゃん。いいです。泣けます。娘を思う親心は、世界共通なのね。
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クラブMと聞くと、なんとなくクラブ33を思い出す私。ミッキーを連想して、ちっとも怖くないのが困ったものです。
ミッキーつながりではないですが、しかし、キム・ボング(ユン・ジェムン)こそ、このドラマの道化師だろうな。だって宮廷ドラマにはクラウン(ジョーカー)が必要ですからね。
混沌、逸脱、欠落、過剰、緻密、猥雑、反駁、汚濁、哀切、極悪、非道、ありとあらゆるものが入り混じって、ジョーカーを形成しているが、それを「狂気」と呼ぶには、あまりにも、あまりにもありきたりすぎる。
ボングは「狂気」などでは収まりきれないなにかを、見せてくれるのだろうか。

この中で、誰が本当の「KING」なのだろうか。「KING」であるということは、どういうことなのか。そんなことを考えながら視聴中。
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by moonlight-yuca | 2012-09-03 15:33 | キング ~Two Hearts | Comments(0)
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