君が離れていくのが怖かったんだ・・・泡沫の夏 12話まで
大絶賛視聴中の台湾ドラマ「泡沫の夏」12話まで。
えええっー!!な所で「to be continued...」でございます。
このまま10月頭までお預けなのね(涙)
もう、この時点で私が視聴してきた台湾ドラマの中では、評価がダントツ1位のこのドラマ。
ドシリアスな設定で愛憎トライアングルを描いていくのだけれども、ドロドロしていないのは
愛憎のもつれが「騙したり」「騙されたり」「外部の圧力」ではなくて
あくまでも登場人物の心の中の変化に焦点をあてて描いているからなのかしら。
台湾ドラマ特有の過剰なお遊びのわき役もいなくて(それはそれで楽しいのだけれどもね)
メロドラマでぐいぐい押してくる迫力はすごいなぁ。
原作がベストセラーになった小説らしいけれども、なんだか非常に読んでみたいです。
漫画「泡沫の夏」を見てみたけれども、ヒロインの夏沫が意外におきゃんな感じで
描かれていて、意表をつかれた。(中国語はわからないのであくまで見ただけですが)
ニコリともしない夏沫はバービィー・スーだからなのかしら。
12話が好きですね、それまで物陰からじっと見ていた(笑)歐辰がやっと夏沫と対峙するから。
緊迫感に溢れていました。
12話のネタバレです!!
いまだによく夏沫の気持ちがわからないのですが、5年前、 歐辰(ピーター・ホー)に告げる
別れの言葉が辛辣だなぁ。
「あなたなんか好きじゃなかった。死ねば」
なんてなかなか言えないよね。これは本心なのか、ただただ 歐辰のことを傷つけたくて
言い放ったのか。愛情の裏返し?愛と憎悪は相手を思う気持ちは限りなく似ていたりするから。
「好きではない」けれど歐辰のことを気になるそぶりを1話から夏沫は見せてはいる。
韓国ドラマだったら、幼少のときに出逢った少女と少年は運命の恋人なんだけども。
お互いにどんなひどいことを相手にしようとも、運命の相手だから許す、みたいな
ストーリー展開に慣れている私にとって、「死ねば」と言い放つ夏沫にはゾクゾクする。
子犬のようなうるんだ瞳をして夏沫にすがりつく歐辰。
歐辰の過去もミステリアスで、高貴な御曹司で高飛車だけれども、いつも夏沫の顔色をうかがい
束縛し、陰から手助けしている。
「君の頼みなら聞くと知ってるくせに・・・」と言いながら。
高校時代夏沫は束縛されているふりをしながら、上手に歐辰をコントロールしてます。
a boy meets a girl.
というフレーズがこの2人を見るとよぎるのだけれども、いったい何があってこんな力関係に
なったんだろう。女王様としもべ(笑)みたいな。
なぜにあそこまで歐辰は彼女に執着しているんだろうか。
「君がいなけりゃ息もできない」ですね、まさしく。
ものすごく屈折している愛の形に夢中です、私。
「泡沫の夏」前半部分は、記憶喪失というハンディを背負った歐辰がすっかり愛の戦争に
出遅れちゃってますが、後半どう挽回していくんだろう~
by moonlight-yuca
| 2011-09-11 00:06
| 泡沫の夏