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尹夏沫・・・泡沫の夏

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徐熙媛 as Yin Xia Mo 尹夏沫
■■■■■

When Old Bubble Bursts, New One Will Fly
That's How Life Continues


15歳までは歐辰の綺麗なお人形だった。
家族のため、澄のため、歐辰のそばにいれば、守られていた自分。
歐辰を好きだったのかもしれない。
傲慢で、すぐ束縛する、それでいて哀しい瞳を持つ大人びた少年のそばにいれば
家族も自分も守ってくれる、それが「幸せ」だった。

でも人から与えられる「幸せ」はまるでシャボン玉のよう。
唐突に、一番、美しい瞬間にはじけてしまう。
綺麗なお人形でいても、家族は守れなかった。
「愛」や「恋」など自分をコントロールできなくなる感情は、切り捨てる。母親のようになりたくないから。
15歳までのお人形の記憶は、すべて忘れる。
自分で家族を守らなければいけないから。
だから歐辰に抱いていた自分の気持ちも切り捨てる。「好きだったことはなかった・・・」と。

「愛」に何も期待していないのに、男に抱かれるときは
顔だけは花がほころぶように微笑っていて、だけど目だけは決して微笑っていない・・・
そんな甘い毒薬のような夏沫。
優しさと残酷さが、紙一重のところで重なりあっている、そんな匂いを持つ女の人。

「愛」を忘れた人魚姫が、「他人の愛しかた」を思い出すまでのお話。
彼女が何よりも大切だと思う「家族」は、
他人を愛するという、一瞬一瞬のシャボン玉のような「幸せ」のきらめきからしか
作り出せないから。そうやって人生は続いていくのだから。

そしていつの日にか、愛から涙を知るだろう。

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夏沫、再見。





夏沫、見事に、最後まで揺れない頑ななヒロインだったわぁ。ハードボイルドです、彼女。
女性には、どんなに意地悪されても許すのに、男性に対しては無情。
まあ、期待をもたせちゃあ、相手のためにならないものね。

個人的には、15歳の歐辰との別れのシーンの彼女が好きです。
「好きだったことはなかった」と言い放ち「死ねば許してあげる」と告げる。
ひゃあ~、だわ。ゾクゾクしました。
そして律儀に許してもらおうと、歐辰は(緩慢な)自殺めいた事故を起こすのよね(涙)

夏沫が2人の男子の間でヨロメクようなら、ものすごくうざったい感じの愛憎ドロドロドラマに
なったかもしれないけれども、彼女に筋が通っているので、視聴後はさっぱりした感想になる。
2人の男子に胸を痛めていたのは、私たちだけかもしれない(笑)


ある意味、男子よりもオトコマエな、稀有なヒロインでした。
by moonlight-yuca | 2011-10-15 19:18 | 泡沫の夏 | Comments(10)
Commented by chatttenoire at 2012-07-14 14:41
chatttenoireです。
おじゃまします~。
昼の日中から泡沫記事をがつがつ読んでしまいました。たくさんあって、すごく楽しいです。一時、ネット上で泡沫記事(特に原作絡み)を探したずねていた頃、yucaさんの記事、一部読ませてもらったことがあったように思います。
原作がものすごく気になっていて、でも原作を知ってる方の記事はほとんどなかったんですが、以下ねたばれなんですが、歐辰の緩慢な自殺めいた事故、原作では”本当にハンドルの手を自分から離して事故を起こした”的なことを書いてあるものを見かけました。つまり、死ねば許してあげる、と言われたんで本当に死のうとしたらしいんです。それを思うと・・・もう本当にこのシーンの歐辰がいとおしくて・・・。ルオシーの自殺めいた事故も恐らく原作では自殺、でしょうか?(ここは私の想像です。)TV放送の制約で原作どおりに描けなかった、というものも見かけたので、そうだったんだろうと勝手に思っています。このねたばれはちょっとどうかと思うんで、このコメントは非公開の方がいいかも、です。
Commented by moonlight-yuca at 2012-07-14 18:50
♪chatttenoireさん、コメントありがとうございます♪

私もかなり、原作読んでらっしゃる方の記事を探しました。番外編(その後の夏沫と歐辰のお話)とかは見つかったのですが、なかなかいらっしゃいませんよね。

>歐辰の緩慢な自殺めいた事故
あ、やっぱり原作ではそうなんですね。歐辰だったら、夏沫に言われたら、従うだろうなぁ、と思ってましたので。自分の読みが当たってウレシイです。悲しいくらい愛おしいですよね、彼。

「泡沫之夏」って意外と恋愛ドラマじゃなくて、家族のドラマだと思っていまして、歐辰と洛熙がどちらがより深い闇を抱えて、夏沫の愛を求めていたか、というお話だと思っています。歐辰の方が、深かった訳です。彼が抱いている闇は、もうすでに少年時代から現れていて、私をゾクッとさせます。だから高校時代のお話が好きなのよね~

原作が日本で翻訳されたらいいのになぁ、と願っています。作者の方のインタビューも読んでのですが、かなり意識的に、家族と愛についこの物語を書いたと、読みました。
ライトノベルのような口当たりだけれども、意外に深い小説ではないのかしらと、想像してます。

Commented by chatttenoire at 2012-07-14 23:42 x
こんばんはー。
今でも時々泡沫を見返しているんですが、yucaさんにコメントいただいたおかげで(?)また一気に泡沫熱が再来してしまいました。
原作のこと書いていたサイトを再度読み返しますと・・・また公開が微妙なコメント書いてしまいますが、ドラマ版は小説とはルオシーの自殺の仕方が違うので残念、ということでした。これを読んだ時、どんな方法だったのか気になって仕方なかったのですが・・・中国語ができるようになりたいんですが、小説を読めるほどになるにはかなり時間がかかるでしょうねえ。
私もこのドラマは最初yucaさんと同じく家族至上主義なヒロインを主人公にしたドラマだと思っていたんですが、最近は夏沫も最後には恋愛できる人になったかな?と思っています。でも、yucaさんのドラマ総括には激しく納得。歐辰の方が夏沫をより深く求めていた、というのは私もそう思います。ただ彼の家族の問題は、ドラマの偽父母に説得力を全く感じないので、やっぱり小説をなんとしても読みたいです。
Commented by moonlight-yuca at 2012-07-15 20:10
♪chatttenoireさん、こんばんは~♪

うふふ、私も「泡沫」熱が再発しました!(笑)
なかなか、このドラマの本質についてがっつり書かれた方がいらっしゃらなくて、chatttenoireさんの記事を読ませていただいた時、感激しちゃいましたもの。

>ドラマ版は小説とはルオシーの自殺の仕方が違うので残念
そうなのね、実は後半の洛熙の描かれ方ってちょっと不満じゃないですか? もっと魅力がある人間だし、闇を抱えている人間なのに、はしょられた感が非常にあります。特にラストの、シャボン玉を吹きながら歩いているなんてシーン、憤慨したのですが(笑)
どうしても、ドラマということで、省略された部分もたくさんあるんでしょうね・・・残念です。

私も前半は洛熙の方が好きだったのです。妖しくてゾクゾクしていました。しかし物語が進めば進むほど、歐辰が不憫になってきまして・・・不憫な子ほど可愛い、という心境になりました(笑)
しかし、あの両親の設定もよくわからないし・・・
あああ、やっぱり原作を読んでみたいですね!

Commented by chatttenoire at 2012-07-15 23:44 x
こんばんはー。またまた遊びに来てしまいましたー。
泡沫のこと、今まで話せる人がいなかったもので、ついついお話したくなってしまいます。
ルオシーの後半は、お話のせいなのか、彼の演技力のせいなのか、私も不満で色々思ったことがありますが、一つには彼の後半シーンが随分カットされているせいもあるかと思います。中国本土での大陸版をご覧になったことがありますか?私は全部は見てないのですが、沈薔がルオシーの旅に押し掛けた先で色々あって、(自分が育った?)孤児院を訪問するシーンもあるのですが、多分シャボン玉の時の子供たちも施設の子供たちなんじゃないかと思います。そう思うとシャボンシーンは少し違う見かたになるんじゃないかと思います・・・。
歐辰と夏沫のシーンの見たことのないシーンも色々ありそうなので、この際、頑張って大陸版を見てみようと思ったのですが、今日第1話を見て既に挫折気味。中国語字幕ではさっぱりわかりません。どうにかしたいです。本当に。
Commented by moonlight-yuca at 2012-07-16 22:13
♪ chatttenoireさん、こんばんは~♪

私も非常に楽しいです。
>ルオシーの後半は、お話のせいなのか、彼の演技力のせいなのか、私も不満で色々思ったことがありますが
これは想像なんですが、ホァン・シャオミンは歐辰の方が人気があると、文句を言っているという(笑)記事を読みました。洛熙の方が人気がないと感じて、やる気がなくなったんじゃないかと、密かに疑っていたりします。

>彼の後半シーンが随分カットされているせいもあるかと思います
私、「泡沫之夏」の写真集も入手して、事あるごとにうっとり眺めているのですが、日本では放映されなかったシーンもたくさんあるんですよね。
>沈薔がルオシーの旅に押し掛けた先で色々あって
ここら辺、まるっとカットされていますよね。やっぱりシャボン玉のシーンも、意味があるんでしょうね。う~ん、気になります。

(つづく)
Commented by moonlight-yuca at 2012-07-16 22:14
(つづきです)

そもそも「泡沫」って、恋愛ドラマにしては、悲劇的な響きのするタイトルですよね。
悲劇的な終わり方をするドラマだったらわかるのですけれども、このドラマはある種のハッピーエンドじゃないですか。

ずっと、何が「うたかた」なんだろうか、と考えているのですが。「夏」は夏沫をイメージしているのだろうし、あるいは「愛」なのかなぁ。桜の木の下で別れを告げたのは、「初恋」に。
再び巡り合って、愛が芽生え、そして・・・
「愛」は消えるけれども、「家族」は続いていく、ということかしら?

考えれば考えるほど、深いです~

Commented by chatttenoire at 2012-07-17 00:27 x
またまたこんばんはー。
ちょっと続けてコメントしすぎかなー、と反省していたんですが、楽しいと言ってもらえたら私もものすごく楽しいのでついついまた遊びに来てしまいました。
ルオシーさんの後半は確かに脱力モードとも言えるかも、ですね。シャオミンさんは撮影もスケジュールがたてこんでいたのか後から来てさっさと撮り終えて帰って行ったようなので、後半は特に若干やっつけだったのかも?という感じもします。
「うたかた」と言えば、私も昨日、シャボンと泡沫の意味をちょっと考えていたところだったんです。で、第1話を見たばかりというのもあるのですが(最初のシーンでそれらしき台詞がある)、泡沫の夏、というのは高校時代の例の夏だったかな、と思いました。男性二人からすると夏沫を失った夏であるし、夏沫からしても男性二人を失った夏でもあり、悲劇の夏だったわけだから。悲劇の夏からの再生、とか?ルオシー的にはラストもシャボンでやっぱり気の毒です。
Commented by moonlight-yuca at 2012-07-17 21:32
♪chatttenoireさん、コメントありがとう~♪

いえいえ、「泡沫」ががっつり語れてウレシイです~! 私とは違う視点も教えてくださるので、本当に「はっ」と思うことがたくさんです。ありがとうございます。

>後半は特に若干やっつけだったのかも?という感じもします。
ピーター、バービィー、シャオミンと豪華キャストなだけでも感謝しなくちゃいけないわよね。2度とこの顔合わせはないでしょうから。
忙しいスケジュールの合間をぬって、出演してくれたことにも感謝しなくちゃいけませんね。
>シャボンと泡沫の意味をちょっと考えていたところだったんです。
わあ、シンクロニシティですね。

>泡沫の夏、というのは高校時代の例の夏だったかな、と思いました。
あ、それは思いつかなかったわぁ。ふむふむ。桜の木の下での別れだったので、春かと思っていました。1話、見返してみます。
「泡沫」というタイトルで、未だに悩んでいるんですよ私(笑)
夏沫は人魚のイメージも重ねていますよね、だから彼女が泡になって消えるのかと、視聴前は想像していましたが、夏沫は男子2人より、たくましかった!(爆)
(つづく)
Commented by moonlight-yuca at 2012-07-17 21:37
(つづきです)

>夏沫を失った夏であるし、夏沫からしても男性二人を失った夏
これは納得ですね!なるほど。
夏沫は家族も失いましたしね。

しかし、どうせなら大陸版を日本で放送してくれたらよかったのに・・・ あ、いや、大陸版はかなりラブシーンがカットされているという話も聞くし。完全版があればいいのにね。

マンガは見た(言葉がわからないので、あくまで見たです・笑)のですけれども、やっぱりこうなると原作を読んでみたいなぁ。
原作だともっと詳しいでしょうからね。


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