世界が滅んだら、きっと僕は、船に乗らない
「地球が滅びてね、一艘の船があります。つまりノアの箱舟だね
その船に自分ともうひとりだけ連れてっていいのね
次の動物から選びなさい
馬、孔雀、虎、羊
…心理テストなの
自分が何を一番大事にしているか、何を求めているか
馬はね、仕事。孔雀はお金だって。虎はプライド。羊は愛情だよ
男の人の場合はね、羊って答えた人だけが女の子を幸せにしてくれるんだって」
「世界が滅んだら、きっと僕は…船に乗らない」
こんなクリスマスの晩にはこっそり願いをつぶやいてみる。
このドラマが、もう1度観たいのです、と。
例えば韓国ドラマでも、華流ドラマでも、最近では視聴したいものはほとんど観れる。
(もっとも華流ドラマの古いのはすぐツタヤの店頭から消えていくけれども・・・)
しかし、何故か、あの頃輝いていた日本のドラマのいくつかは未だDVD化されてないのよね。
このドラマも十分「廃人ドラマ」だと思うのだけれども。
あの頃の野島作品は「廃人ドラマ」だったわよね。「高校教師」「人間・失格」・・・
そして「この世の果て」
このドラマが月9で放送されていたなんて、今考えればすごいこと。
ここまで自己犠牲の愛を描こうとした作品は、昨今、お目にかかれないのじゃないのかしら。
上記の写真を見るだけで、分かる人には分かる号泣、衝撃のラストシーン。
三上クン目当てで視聴し始めたドラマだったけれども、「NIGHT HEAD」で気になっていたトヨエツの神矢征司役で私の中で彼は一気にブレイク! 今に至ります・・・
格好よかった神矢さん。
「俺は、十人の男と付き合える女より
ひとりの男と十年付き合える女が好みでね」
泣いているのか?
哀れな奴だ
おまえは一生後悔して生きるだろう
世の中には星の数ほどの女がいる
しかし、その中におまえのために命さえ差し出すような女は他にひとりもいない
ただのひとりも
おまえは自分の犯した罪と、失ったものの大きさに苦しみ続けるんだ
たとえまた生まれ変わったとしても
未来永劫に
士郎よりも神矢さん!
この頃から、報われない愛を捧げる2番手男子にのめり込むようになったのね。
モノローグ、セリフが秀逸な脚本、豪華な俳優、尾崎豊の「OH MY LITTLE GIRL」
全てが絡み合って奇跡のような、作品だった。
そんなドラマをホワイトクリスマスの晩に思い出す。
ネットでは視聴できますけれどもね、カット版が。ノーカットDVDで欲しいなぁ。
by moonlight-yuca
| 2011-12-25 20:12
| ■日本ドラマ■