イタさと純情の間・・・イケメンラーメン店14話(考察)
とうとう、「イケメンラーメン店」のレビューも14話まで来ちゃいました・・・
書きながらだんだん寂しくなってきちゃったよう(涙)
このドラマの脚本家、好きだなぁ、と思います。
韓ドラのコード(階級差恋愛、出生の秘密、純愛、三角関係、疑似家族)を全部詰め込みながら、
それをどこか俯瞰した目で見つめ、笑いのネタに全てしちゃってる手腕がお見事!
総監督が名作「フルハウス」のピョ・ミンスだからかなぁ。
一段進化した、ラブコメという気がします。
人間関係のずれから生じるシチュエーションコメディに恋愛が絡むとラブコメだけれども、
「イケメンラーメン店」では、シチュエーションコメディに、さらにメタレベルでの
韓国ドラマの人気コードを下敷きに、笑いを構成しているのよね。
韓ドラに詳しければ、詳しいほど、この笑いの部分はツボにハマるんじゃないかなぁ~
残念ながら、私はにわか韓ドラファンなので、古典には詳しくないので、きっとこのドラマの
笑いの半分も理解できていないのよね~ くやしい~!!
解説本・解説サイトが出てくれないかな~?
ネタバレ注意。未見の方はスルー推奨。
14話 「イタさと純情の間」
EPISODE 14: “The Difference Between Makjang and Soonjung”
「マクチャン」と「スンジョン」だよーっ。どっちも韓ドラコードですな。
しかも14話、話の展開がモロ、マクチャン・ドラマになってるしー(笑)
続きはネタバレです~
■親子なのか!?
このシーンで、爆笑されなかった人はいないでしょう。
私は、笑い転げました。どういう思考回路で、そういう結論になるんだよ、バウル♪
次から次へと登場してくる、「イケメンラーメン店」の住人たち。
チャ社長が「・・・もう出てくる人はいないか? これで全部なのか?」にも大笑い。
なんたって、BGMはチゴイネルワイゼン、話の展開はマクチャン・ドラマ。
お膳立ては揃っているのに、なのに、なのに、こんなに笑えるなんて~~
■いい男なんだよなぁ その4
14話でガンヒョクはウンビを、チスに委ねたのだと思っています。
彼の、最後の、ウンビへの思いの吐露のシーン。泣けます。
だけれども、ガンヒョクはチスの方がウンビより大切なのかなぁ・・・と思っています。
弟に対する兄のスンジョンをみせてもらえる回でもあるのね。
ガンヒョクのウンビに対する思いより、チスがウンビに抱く恋情が強いのだと思います。
ガンヒョクは本当に恋だったのだろうか?
私には、被保護者への愛情にしか見えないのだけれどもな。
■Xファイル
超常現象なのです、あのラーメン店。
ウンビの周りに、「天使少年」「家出少年」そして、「兄弟少年」が揃いました。
■スンジョン
「人の目にはマクチャン(イタく)ても、チスにとってはスンジョン(純情)だ」とは
ヒョヌのチス評でもあります。
純情ってなんなんでしょうね。ドンジュは自分には捨てれないものがたくさんあるので、
「純情」なんて言ってられない、とコーチを突き放すわけだけれども。
マクチャン(どん詰まり)の状況を打破するのは、やっぱりスンジョンしかないのです。
16話で、ドンジュはスンジョンだけを胸に、駆けていくから。
■捨てざるを得ないもの
■懺悔
ユン・ソイの策略でもあるけれども(笑)、バウルからスンジョンを学んでいくでしょう、彼女も。
■純情ぶった奴ら
いつか、きっと、こんなことがあったわね~、と懐かしく回想するんだろうな。
そんな、愛に溢れた(ウンビにとっては迷惑だろうけれども)、いいシーンです。
■寝癖
by moonlight-yuca
| 2012-03-30 23:45
| イケメンラーメン店