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王であるということ・・・根の深い木 6話まで(前半)

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韓国ドラマ「根の深い木」6話まで視聴。

いやあ、ぞくぞくします。このドラマ。うわ、何から考察しようかな~(笑)
知的好奇心を、ものすごく、くすぐってくれるわ。

「根の深い木」というタイトルは、一見、味気ないように思えるけれども、深い、深い意味を持つのよね。このタイトルってどういう意味なのかしら、と視聴前からずっと考えていたのですが、割と序盤で種明かしがあります。
しかし、そこに深いアイロニーを感じるのは、私だけかしら。
まあ、まずタイトルからして、さも意味がある様に、視聴者に感じさせるんだもの。
すごく、ゾクゾクしない?

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「私が朝鮮の王だ」と叫ぶイ・ドにも、涙が出ました。覚悟を決めた王は美しかった。

そうか。
きっとこの先、何度も何度も王は裏切られるだろう。死にたくなるくらい辛いだろう。
慎重かつ大胆に立ち回らねば、命を落とすかもしれない。
大事なものも失って、傷ついて、血を流して王は泣くかもしれない。それでも王は、走り続けるだろう。その気高さ。孤高。

このドラマはミステリーなので、あらすじとかも知らない方がワクワク感が出ますね。
ということで、ネタバレはないですが、物語の根幹部分の考察なので、以下はmoreで。
(とは言っても、6話まで視聴しての雑感です。しかも、長文になったので6話までの考察を前半・後半に分けます・笑)
まずは魔法陣から見る、このドラマのテーマについて。







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イ・ド(世宗)と、その父太宗の親子の葛藤を描写していく4話まで。覇道の道を歩む太宗のことを、恐れ、嫌悪し、しかし自分が何もできないことを知っている青年王。
父の傀儡としてのみ、自分の存在はあるのかと、悩み苦しむ。
そんな、彼は魔法陣の解明へと逃げていくのだけれども。
実は、魔法陣を解くという行為が、多くの人の血を浴びつつそれでも、走り続ける父を理解したい、という子どもの強い願いだったのよね。
魔法陣を解くように、わが父の心を理解したい。なぜなら、血を分けた親だから。

覇道の道を突き進む太宗を理解するには、どうしたらいいか。
魔法陣の解を出すには、どうしたらいいか。
魔法陣の枠内だけ見ていたら、答えは出せない。枠組みを越えた外部にこそ、着眼し、答えを出すという、魔法陣を拡張して答えをだすやり方に、イ・ドは気づく。
と同時に、己の父への理解が増す、という設定には鳥肌が立ったなぁ。
父親を常識という枠にはめてみると理解できない。しかし、その枠組みの外部に着目すると、理解できない父親と共生していく方法が見つかる。

ここで、「根の深い木」のモチーフの一つが表れているよね。
見える部分だけではなく、見えない部分にこそ着眼しろ、という。
花や木だけではなく、地中にのびていく「隠れた根」に焦点があたり、物語は展開していく。

いかに、見えない部分を見ていくか。

魔法陣をきっかけに、親子関係は緩やかに変化していく。
互いを理解するのではなく、互いのあり方に、自分を寄りそわせていくしかない、ということに。
イ・ドは、武力派の太宗に、真っ向から逆らうのではなく、「智」でもって、自分の勢力を密かに、地中深く根を這わせていく。

4話での太宗とイ・ドの最後の会話、「後悔せずに生きてみろ!ならば私はそなたを選んだ事を称えられよう!」で私は号泣。
6/5追記・見直してみたら、ここでは、「やり遂げろ、やれ。そうすれば、お前を王の座に据えたことが、私の最大の業績になる」との字幕でした)
わかり合えない親子ではあったけれども、親が子に向ける言葉として、なんて力強いんだろうか。

太宗と世宗が志す方向性が違うけれども、朝鮮という国を支える根であるのよね。
武力で統治するか、知力(言葉)で統治するかの違いはあれども。


とにかくこの「根の深い木」は序盤の迫力がすごい。
別にミステリーが起こらなくても、この後ずっと、イ・ドと太宗の、物語でもいいくらいです(笑)
息をもつかせぬ展開。そして、この序盤にこそ、全ての因縁は描かれているし、いかに、見えない部分を見ていくかという、問いかけをを視聴者に与えている。
ここに着眼していくと、それぞれの人物設定も、興味深いのよね~

以下、続く(笑)
by moonlight-yuca | 2012-06-04 20:45 | 根の深い木
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