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愛され慣れていない・・・宮廷女官若曦25話

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中国ドラマ「宮廷女官若曦(ジャクギ)」25話視聴。
まるで碁の一手一手のように、息詰まる展開。
最初から、歴史の流れは説明されており、ドラマの行きつく先は想像できるのだけれども。
そうか、この人はこういう選択をするのか。
この人はやっぱりこういう行動をするのか。
と物悲しくなる、ターニングポイント。




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のっけから子育て論について話しあう2人。
まるで悔やんでいるかのように、やりたかった子育てを語る2人だが、ちょっと待った~、なのだ。
そもそもの諸悪の根源は、康熙帝じゃん。
欲望の赴くままに(笑)、次から次へと側室を娶り、バンバンと子供を作る。帝王学としては正しいのだ。数多くの子供の中から、優れた子供を選び皇位に据える。
ライオンが子供を崖に突き落として・・・って、いう喩えにもあるように。
しかし、康熙帝は事あるごとに「皇子同士の争いは認めない」とおっしゃる。
子供の数と、康熙帝の願いには、果てしなく、大きな隔たたりがあるのですよ~

これだけ子供の数が多ければ、皇帝という座を目指して、共食いが始まるのは必須。それを認めればいいのに(まあ認めれば認めたで、政権争いが激化して国は荒廃するよな・・・)、「兄弟皆仲良く」なんて綺麗事を語られる。
兄弟仲良くなんて言うくらいなら、子供を分け隔てなく愛せばいいのに。そのくせに、露骨に兄弟贔屓をする。
8べえにしろ、4サマにしろ、親に疎まれている子供たちなのだ。

この2人は、水と油のように違っては見えるが、根っこは一緒。
親に認められたい・・・という願いを持ちながら、決して親に認めてはもらえない子供たちなのだ。
親に愛されない子供たちだから、常に心に欠乏感が生じている。
全てを手に入れても、これで十分と満足を覚えることはないし、そのうち自分が本当に、何を求めていたのかさえ、わからなくなる可哀想な皇子たちなのだ。










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4サマが握りつぶしていたのは、先王の遺志。

誰よりも父に従順な皇子は、誰よりも父を厭んだ皇子だった。「皇帝の座は14に」という遺志をも握りつぶす位に、4サマは権力を望んだ。
皇帝の言うことを聞かなかった皇子が、皇帝になるという皮肉。
そして、8べえは父に嫌われてはいたが、しかしどこまでも父に従順だったために、駆けつけることができずに、チャンスを逸してしまう。
・・・だから、うっかり8べえと呼ばれるのよ(笑)



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そして、私は、己の手を汚してでも欲しいものを手に入れようとする4サマが嫌いではない。
ああ、やっと、彼の本心のかけらを私たちに見せてくれたんだなぁ・・・と感慨深いの。登場した瞬間から、きっと4サマが皇子たちの中でも一番好きになるんだろうなぁ、と思っていたのは、非道の影があったから。
自分の欲するもののためなら、その手が血で濡れようと、覇道を進んでいく人のように思えたから。

親に愛されない子供だから、自分を理解してくれる人間を、13やルォシーを守るための力を、権力を痛いほど望んだのだろうな。
そんな彼が、とてつもなく、哀しくて愛おしい。

25話で4サマは権力を手に入れる。
13やルォシーを取り戻す。
だからこそ、私は哀しいのだ。

物語はここでハッピーエンドになるわけではない。「権力」を手に入れた瞬間、4サマの心には今度はそれを失うのではにかという疑いがきざす。
ルォシーを手に入れた瞬間、彼女を失うのではないかと不安になる。
4サマは、子供のころから「愛され慣れていない」ので、誰かを愛するということが上手にできない男ではないかと、思っているのだが、私は。
そんな彼だから、これから血の粛清が始まるのだろう。今まで散々暗示されてきたものね。

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手に入れたら、あとは失うだけなのだから。
手に入れた権力のために、守りたかった人たちを失っていくのではないだろうか、そんな気がしてならない。だってルォシーや13の顔に喜びの色がないのだもの。
「恐れ知らずの」と言われていた彼らの顔には、もう、かつての輝きがない。
10年の幽閉や、浣衣局での生活が誇り高い彼らの魂を傷つけているのだろうし、4サマをみる目にはかつての無条件の敬愛の輝きはない。彼らもこれから行われるであろう、血の粛清の予感に怯えているのだ。

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薔薇風呂に入っていても、かつての無邪気さがないルォシー。
それは、4サマがもはや自分の愛した、一緒にいたいと願った4サマではないと知っているからではないか。
もう、4サマの手は血に濡れているから。
親の遺志を無視した4サマには名分はなく、だからこそ彼の歩む道は王道ではなく、覇道なのだ。
そして変貌した4サマと、共に歩んでいくことができるのか、ルォシーは?
どうそこら辺を、このドラマが描いていくのか、興味がある。




■WELCOME and COME BACK 13■
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息詰まる展開の中、癒されたぁ~。゚ヽ(゚´Д`)ノ゚。 ヤッターン♪
皇子サマ座りをしてルォシーに目線をあわせてくれる13。
陰謀渦巻く中で、私の心のオアシスです。
by moonlight-yuca | 2012-11-19 23:29 | 宮廷女官若曦 | Comments(4)
Commented by ゆきちん at 2012-11-20 18:33 x
本当におもしろすぎますね、このドラマ!
たった1話でかるく数年経過してしまうので
えっ!!そこのところ、もっと知りたい!!って経過が
ほぼ皆無なため、妄想が膨らむ膨らむ^^;

yucaさんの感想、毎回とても楽しみにしています。
感想ももちろん大好き!!なのですが、同じく大好きなのがタイトルです。
いつもなんて秀逸!!ステキです!!

例外的に、思わずニンマリしてしまうのが
「ひみつのはなぞの」と「君の心に私がいる」です(笑)

14様って、絶対にルーシーのこと愛してますよね?!
ルーシーに初めて会う前から(おそらく)10兄がいつも噂していて、
初対面のときには「10兄の好きな女の子」という認識があり、その後、「8兄が娶る気でいる」ことを知り・・
「未来の義姉!!」と思うことで自分の心を偽ってきたんじゃないんでしょうか?!
だから8兄とルーシーがうまくいくことにヤッキになっていたのかなぁと。
相手が8兄なら我慢できるけど、4兄なんて許せない、みたいな・・。
妄想ですけど。。
Commented at 2012-11-20 20:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by moonlight-yuca at 2012-11-21 22:55
♪ゆきちんさん、コメントありがとうございます♪

>えっ!!そこのところ、もっと知りたい!!って経過が
ほぼ皆無なため、妄想が膨らむ膨らむ^^;
本当におっしゃる通りです。
自分でその隙間を埋めなくちゃいけないので、妄想が炸裂してしまいます。blogに書いても書いても、妄想が広がるばかりで、お恥ずかしい(汗;;)

>同じく大好きなのがタイトルです。
わああい!ありがとうございます。実はタイトルに一番悩んで、時間がかかる(笑)
「ひみつのはなぞの」は自分でも好きです、 ちょっとばからしくって(笑) 14が意外に私の胸に響くセリフを語るので、タイトルに使わせてもらっています。

>14様って、絶対にルーシーのこと愛してますよね?!
うん、そうそう!! でもね、きっと自分で自分の気持ちが「好き」だなんて気づいていないのですよ。
彼自身は、この気持ちが、8兄上が好きな女だったからとか、13みたいに信頼関係を築きたい・・とか思い込んでいるに違いない(爆)
Commented by moonlight-yuca at 2012-11-21 23:03
♪鍵コメさん、コメントありがとうございます♪

だんだん哀しい展開になってきます・・・
なんだかんだ言って、兄弟たちがわらわらと集まっていた頃が懐かしい・・・ きっと4サマも、ふと昔を思い返して、ほんのりと幸せだったあの頃を懐かしむのじゃないかな。

少なくとも、あのころのは牢獄ではなかったと思います、皇子たちにとって。

本当に小道具が凝っていますよね。
私全然知識がないのでわからないのですが、ルォシーが着る服の刺繍、髪型、全てに意味があるらしいです。もっと知識が深ければ、いろいろ分析して、もっとこのドラマを楽しめるのに。
う~ん、残念。
解説本などが出版されたら、買うのにね。

4サマも8サマも、親に愛されたくって、褒めてもらいたくって、皇帝を目指したのよね。やっぱり兄弟だから似ています。
似ているからこそ、嫌いあうのでしょうか。

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