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やっとそなたに逢えたのだ・・・蘭陵王 26話まで

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華流ドラマ「蘭陵王」26話まで視聴。


WELCOME BACK、宇文邕!

宇文邕の権力争いについて書こうと思いつつ、ずるずると18話からの「第四章 妖女の罠」に入ってしまって、感想を書きあぐねていました。
「第三章 宮廷の反乱」(13話~17話)までは息もつまる覇権争いで、自分に力がないがために次々と大切な者を失っていく宇文邕に涙したものです。
宇文邕が実権を手中にし、その世界観に圧倒されるとのこのドラマの謳い文句の、国と国との陰謀、覇権争いが観れるかと思いきや・・・

26話まで延々と描かれていたのは、夫婦のすれ違いでした。
自分のことになると全く分かりませんが(爆)、第三者の目で夫婦のすれ違いを見ているといろいろなことが分かりますね。
ツイッターでもつぶやいたのですが、後宮の争いのドラマと最初から思って視聴していればそんなにストレスにはならなかったのでしょうが、まさか「蘭陵王」でそのテの諍いを視聴するとは思わなかったので、なんとなくテンションが下がっちゃいます。


結局、四爺と雪舞のすれ違いの原因は言葉を尽くさないことであり、互いに信用していない、ということなんだよな。
互いに互いを「信じてくれていない」となじり合う様子は、ものすごく息苦しかった。
愛がすれ違っていく様子を観るのは、なんとも後味が悪いものね。

しかし、(少し毒を吐きますが)この2人、「愛」とは何かを分かっていない。
結婚したとたんに、それまで自由な雪舞が好きだと言っていたくせに、「王妃としての立ち振る舞い」、自分への従属を求める四爺。
「愛」があれば黙っていても気持ちは通じる、良かれと思ってやったことならば、四爺に報告する必要はない、と思っている雪舞。
「愛」は全てを打ち壊す力を持ってはいるけれども、扱いは十分に気をつけなくちゃいけないのにね。
運命の相手だから、愛があるから大丈夫だ、とどこかで結婚したことに安穏としている二人に苛立ちを禁じ得ません。






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巷では評判が悪いのかな、鄭児は。
でも私はあんまり彼女に対しては抵抗がないのよね。
やっていることは中国の後宮の歴史から考えると、全然お子様レベルだと思うのだけれども。

鄭児は鄭児の愛のカタチを四爺に見せたのです。
狂おしいまでに、誰かを蹴落としてでも、四爺に執着する狂恋を。
鄭児の本心を知った時の、四爺の表情が忘れられません。
自分には理解しがたいものを見たかのような、驚きと、おののきに満ちたまなざしを。
四爺は彼女の中に、初めて自分が思い描いていた「愛」のカタチとは違う、おぞましい「愛」のカタチを見たのじゃないかな。
振り払おうとしても絡みつく狂恋を。狂ったような執着を。
綺麗な「愛」ばかりじゃないことを知った四爺は、初めて自分が手に入れていた「愛」がどれだけ大切なものだったのかを実感するのだろう。






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26話は様々な「愛」のカタチを私に見せてくれました。
思いがけずこのドラマを見直しました。
皇太子の鄭児への愛。
相手がどんな姿になろうとも、彼女を受け入れ、愛おしむ、そんな「愛」
皇太子がそういう「愛」のカタチを内に秘めていたことにも、軽く感動。





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鄭児の狂恋は、彼女と皇太子をどこへと連れていくのでしょうね。
ここまで来ると、この四爺への愛と憎悪だけが、彼女のただひとつ、この世への執着する証なのだ。
彼への愛と憎悪があるからこそ、逆説的ですけれども生きていけるという。







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自分たちが手に入れた「愛」がどれだけの奇跡なのか気づかずに、ぞんざいにその愛を振り回し互いを傷つける四爺と雪舞に辟易していたとき。
鄭児の狂おしい愛に誰もが振り回されてしまっていたとき。

宇文邕の登場。

その純愛は、澱んでいたこのドラマの展開に、一筋の光を当てました。
彼の見返りを求めない愛は、なんてすがすがしいのだろう。
ただ会いたかった、ただ顔を見たかった、声を聞きたかった。
幸せでいてくれれば、生きていてくれれば、それだけで嬉しい。
そんな宇文邕の「愛」のカタチ。






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暁冬の「愛」のカタチも、見返りを求めずに、ただ雪舞のそばに寄りそい、身守り、力になり、彼女の笑顔を見守っていたい、そんなカタチ。

とにかく宇文邕と暁冬がそろって登場しなかった数話は、私の気持ちも重く澱んじゃっていましたよ。





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あ~、でも結局報われないんだろうなぁ・・・

八方美人で皆に好かれたいと思っている四爺より、自分にとって何が一番大切か、誰と一緒にいたいのかを、知っている宇文邕の方がカッコイイのだけれどもね。

「殿下」「殿下」と皆に愛され、慕われ、才能も美貌もある四爺はどうして皇太子が自分をそこまで嫌うのか、実は分かっていないのかもしれない。
あまりにも健やか過ぎて、人が抱える暗くドロドロした情念を見ることができないのだ。
だから鄭児にころっとだまされて、騙されたと知った瞬間、無残にも荒野に見捨てるのだ。

暗く孤独で誰も信じられない中で、愚鈍な皇帝のふりをして生き延びた宇文邕は、多くの犠牲の上で自分は成り立っていると知っている。
彼のその足元には、累々と死体が積み重ねられ、ウッチや女スパイだった子や。
その人たちの無念を、暗くドロドロした怨念を背負いながら、この世に自分の理想の国を作ろうと夢を囁く。

彼らはやがてぶつかり合う運命なのは明白だけれども、どちらが覇者になる覚悟があるかと考えれば、今のところ宇文邕なんだけれどもなぁ。








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暴走する皇帝に振り回されている神挙の、主従愛のカタチもひそかに堪能しています(笑)
雪舞の似顔絵ばかり描かせる宇文邕を心配そうに見守ったり。
雪舞がセリにかけられている情報を隠そうとしたり。
慌てて宇文邕を追っかけて、馬賊と闘っているうちに彼を見失ったり。
挙句の果てに、雪舞に対しての宇文邕の本気を見せられて、主を慮ったり。

ウッチ亡き後、独りで宇文邕を支えていかないといけないものねぇ。



そんな感じで、視聴テンションが26話にして盛り返してきました。
お次は「第五章 亡国の新皇帝」ね。


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by moonlight-yuca | 2014-03-13 22:53 | 蘭陵王 | Comments(2)
Commented at 2014-03-14 00:35 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by moonlight-yuca at 2014-03-14 22:46
♪鍵コメさま、どもども~♪

26話はかなり展開にヘビーな描写もあって驚きました。
しかし各人の愛のカタチを見せてくれた回でもありました。

鄭児は可哀想な人ですよね。
ハタ迷惑な愛を振り回して、自分ではそれが運命の愛だと、純愛だと思い込んでいる。
四爺の幸せなどを考えない、ストーカーの愛なので、視聴しているとテンションが下がりますよね。

私もリタイア寸前でしたけれども・・・
手元にDVDがあるので仕方なく視聴していたという(爆)

宇文邕の報われない愛を見て、心を癒してください。

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